ゴッド・オブ・ウォー3 レビュー



 今回は、世界最高峰のアクションゲームと絶賛されたゴッド・オブ・ウォー3のレビューです。まあ、世界最高峰と言えば胡散臭い文句だと言う人もいるかもしれませんが、あながち外れではない場合もありますねw

 まず、このゲームは、真面目な性格の人には絶対にお勧め出来ない、とあらかじめ言っておきます。
 プレイヤーは、神への復讐のために戦うクレイトスを操作することになるのですが、彼は、敵を倒すにも暴力的で残忍な方法を用いますし、何よりも彼自身の行動に問題があります。クレイトスは、復讐のためなら手段は択ばない考えなので、無抵抗の老人だろうがか弱い娘さんだろうが容赦なく殺しますし、利用したりもします。文字通り。そして、その殆どの行動がプレイヤー自身の手に委ねられているのです。
 重ねて言いますが、本作は暴力的な内容であり、プレイヤー自身もクレイトスの非道な行為に加担することになります。よって、そういうのが許せない真面目な人は、絶対に買ってプレイしてはいけません。

 一方、その辺は許容できるよ、という方、つまり、人類が持つ闘争本能を刺激し、血が煮えたぎるようなゲームを求めている方には、大変オススメなゲームだと言えます。
 まあ、クレイトスさんの復讐劇の過程で悲惨な最期を迎えた哀れな犠牲者や破滅へと向かっている世界に対しては、失笑するか、言葉を失うのが一般的な反応だとは思いますがw笑えないジョークだと受け取るべきでしょう(ぁ
 明らかな大罪人であるクレイトスは、本来なら共感できないタイプの人間かもしれません。ですが、彼自身、重いものを背負っており、それは表情からも読み取れます。クレイトスは、戦いや殺しを楽しむような人間ではありません。そんなクレイトスに惹かれたプレイヤーは多いかもしれませんね。

 本作の魅力としては、グラフィック面はもちろんですが、やはり圧倒される演出の数々でしょうか。それは、ゲームが始まってすぐに体感することが出来ます。
 物語は、クレイトスとタイタン族が手を組み、神々に挑戦するところから始まりますが、もういきなりクライマックスって感じですねw神々が勢揃いし、各々が戦いへと望むシーンが格好良いです。
 タイタンは、例えるなら生きた島といった所でしょうか。クレイトスは、木々が生い茂る大地、つまりタイタンの体表を移動し、襲い掛かる敵を撃破していきます。巨大な敵の襲撃を受けたり、地形が変化したりとそれらのシーンは、ムービーだけではなく、リアルタイムで起こるので臨場感があります。そして、スケールが大きく迫力も満点!序盤から鳥肌立ちっぱなしでしたw
 そして、中盤では、実寸大で東京タワーくらいのサイズを持つ巨大なボスとの戦闘もあります。そのボスからしてみればクレイトスの大きさは蟻のようなもので、指で潰されてしまいそうです。ですが、そんなボスに立ち向かい、見事撃破する様は、本作の見所の一つと言えるでしょう。しかも、その偉業は、プレイヤー自身の手で体感することが出来るのです。

 少し冷静になって本作を評価してみましょう。
 こういった演出は、ゲーム史における新たな時代の到来を予感させるものですが、一方でゲームの本来あるべき姿とかけ離れてしまっていることも否めません。いくら演出が素晴らしくても根本となるゲーム部分が面白くなければ、その作品を傑作と呼ぶべきではない。僕はそう思っております。
 ですが、ゴッド・オブ・ウォーが傑作と呼ばれる理由は、まさにそのゲームの部分が洗練されているからだと言えます。

 クレイトスの使う武器は、二本の剣なのですが、剣先が鎖で繋がれているタイプのもの。攻撃時に鎖が伸縮することで広範囲に渡る攻撃が可能というクールな武器です。敵は大勢で一度に多数を相手にすることになりますが、まとめて薙ぎ倒すことが出来る爽快感があります。
 また、ただのボタン連打だけでなく、弱攻撃と強攻撃の使い分けが重要なのもポイント。それらを組み合わせて様々なコンボに派生させることが出来たり、敵を掴んだりも出来るので決して単調にはなりません。また、敵の攻撃を回避したり、ジャストガードで受け止めた後にすぐさま反撃に繋げたりと高等なテクニックも存在します。これらのアクションを使いこなせるようになれば、流れるような動きで敵を倒していけるため、より爽快感が増すことは言うまでもありません。

 本作においては、CSアタックというものも存在します。
 これは、弱った敵に対して可能なアクションでして、画面に表示されたボタンを押したり、スティック操作を成功させることでトドメを指す演出が入り、体力を回復するチャンスが得られたり、他の敵の動きを止めたりといった効果が得られることもあります。一方、失敗すると反撃を受けてしまうというリスクも存在します。
 成功させれば大変格好良いですし、アドレナリンが高まることも間違いなし!しかし、単にボタンを押すだけのCSアタック自体にゲームとしての面白みがあるのかと言われれば首を傾げてしまいそうですし、そもそもこのシステムは本当に必要なのか?と思われる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。
 僕自身は、CSアタックは戦闘にアクセントを与えるものと考え、ある程度は評価しています。

 アクション面が注目される本作ですが、実は謎解き要素も含まれています。内容は簡単なものかと思いきや、意外にも凝った仕掛けが多く、解き応えがあります。
 特に目の錯覚を利用した仕掛けは面白く、その素晴らしいアイディアに思わず感心させられました。
 謎解きは、戦闘の合間に用意されている場合が多いのですが、繋ぎにはちょうど良い要素だと思います。もちろん、戦闘そのものにも頭を使わないと攻略出来ない場合もあります。

 世界で絶賛されていると言うだけあって演出面の素晴らしさや、アクションの完成度、そして作り込まれた世界観やシナリオはどれも高く評価することが出来ます。この作品のためにPS3を買った甲斐がありましたねwこの後トロフィーコンプを目指してみたり、第一作目からプレイしてみるのもいいかもしれません。
 一方で、ゲーム面における自由度があまり高くない点も気になりますし、前半は盛り上がっていますが、後半は今一つ盛り上がりに欠ける点も否めません。
 しかし、その点を考慮してもこのゲームは素晴らしい作品ですし、度肝を抜かれる演出と優れたアクション性は、多くのプレイヤーに体感して貰いたい所です。まあ、過度な暴力描写や道徳的にNGな行為が苦手な人には、オススメできませんがw

 
GOD OF WAR 3 PlayStayion 3 the Best【CEROレーティング「Z」】GOD OF WAR 3 PlayStayion 3 the Best【CEROレーティング「Z」】
(2011/04/21)
PlayStation 3

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Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

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