ゼルダの伝説 スカイウォードソード レビュー



 スカイウォードソードをクリアしたのでレビューです。ちなみに、貼り付けた動画は、最初のダンジョン『天望の神殿』のPVです。

 今回のゼルダの伝説は、根本から見直しを図ったためか、3Dゼルダでありながらも時のオカリナやトワイライトプリンセスと比べても随分と異なった内容になっていると思われます。よって、賛否両論の面もあるかもしれませんが、結論から言えば、本作はゲームらしいゲームであって非常に面白い内容です。
 もちろん、操作面を含めて不満点がなかったわけではないのですが、それすらも些細なことに感じられたわけです。それくらい面白かったです。

 前作のトワイライトプリンセスは、プレイヤーがリンクとなって英雄のような活躍が体感出来ました。また、美しいグラフィックや壮大なシナリオなど、まさにハリウッドの大作志向の内容でした。トワイライトプリンセスの評価は言うまでもなく高いものですし、僕自身も本作を大変気に入っています。
 しかし、ゲームとして考えた場合、どうだったのでしょうか?別につまらなかったわけではないのですが、何か物足りない感じがしました。

 一方でスカイウォードソードは、ゲームとしてのゼルダを追求した作品だと言えます。その理由の一つとして挙げられるのが、まずは敵との戦闘でしょうか。

 本作では、剣を使ったアクションがメインでして、Wiiリモコンを使うことになります。また、ただ適当に振り回すのではなく、縦斬り、横斬りと使い分けることがポイントです。
 例えばデグババが相手の場合、敵が口を縦に開いていた場合は横斬り、横に開いていた場合は縦斬りでないと攻撃が入りません。また、ボコブリンは、こちらの剣を巧みに防いできますが、がら空きの部分目掛けて剣を振れば、攻撃が命中するようになっています。
 従来のゼルダに比べると相手がただの雑魚であったとしても間合い熱い戦いが繰り広げられます。戦闘のテンポが全体的に遅くなったと言えますが、この点が気になったことはありませんでした。もちろん、雑魚を相手にするのが面倒だと思ったこともあんまりありません。
 これまでのシリーズでは、草を刈るが如く倒していた雑魚との戦闘ですが、むしろ、その雑魚との戦闘に重点を置いた結果、草刈のような作業的なものではなく、一回一回の戦闘が楽しくなったのではと思っております。

 それから単純にWiiリモコンを振る動作自体が楽しいってのもあります。Wiiリモコンを振って剣を振るというこの一体感のためかもしれません。
 ボタンを押して剣を振るのとWiiリモコンを振って剣を振るのとでは、一体感は全く違ってくると思います。当然、Wiiリモコンを振ることの方が剣を振っている手応えがある筈ですし、一体感が感じられるはずです。つまり、よりプレイヤーとリンクの距離が縮まったというわけですね。
 なので、本来Wiiリモコンは熱心に振る必要はなく、軽く振るだけで十分に反応するのですが、敵との戦闘に熱が入るとつい力強く振り回している自分がいますw将来的には、この振りの力加減とかで攻撃力が変わるシステムを導入したら面白そうですねw

 戦闘の難易度に関しては、恐らく3Dゼルダ史上最も難しいかもしれません。まあ、Wiiリモコンでの操作が厄介というのもあるかもしれませんが、敵の攻撃にも容赦がなくなっており、手応えが増しました。
 最初は、ただのボコブリン集団ですら危うくゲームオーバーになりかけた程w後々もハートの消費量が半端じゃありません。なので、旅に出る前の準備を怠ると悲惨な結果になりますw赤いクスリが大変ありがたいと思ったのは、シリーズで初めてかもしれませんねw
 しかし、この手応えこそが僕自身が求めていたものだったのかもしれません。ゲームオーバーになっても再挑戦し、苦戦の末、強敵を打ち倒しては喜び、その繰り返しで上達していく……ゲームはこうあるべきだと思いました。まあ、RPGなどのまったりプレイしたいゲームについては、別に難易度を求めませんがw

 ゼルダのコンセプトを考えた場合、やはり冒険だと思います。最近のゼルダは、ダンジョンの凝った仕掛けを解くのが楽しみでしたが、今作では、ダンジョンに辿り着くまでの部分も楽しくなっています。
 これまでは、ダンジョンに辿り着くまでの道は、ただの通り道だったのかもしれません。そこにちょっとした障害物や仕掛け、それから魔物がいるというだけで。
 スカイウォードソードでは、ダンジョンまでの道のりは、ただの一本道ではなく、ある程度自由に動き回れるマップが用意されているのです。そして、あそこに行ってみようとか、どこかにお宝は隠されていないだろうか?という冒険心をくすぐる仕掛けがあちこちに散りばめられているのです。
 この点を重視したのは正解だったと思います。ゼルダのダンジョンは確かに面白いのですが、そこに行くまでの道のりがただの一本道では苦痛でしかありません。ですが、そこがテーマパークのような楽しい場所であれば、ダンジョンに辿り着くまでの冒険も楽しいものになるというわけですね。実際、楽しかったですb

 シナリオに関しても良かったと思います。とにかく先の展開が気になって夜も眠れないw
 やはり、ヒロインのゼルダが可愛いですよねb絶対に助けないと、とプレイヤーに思わさせる魅力を持ってますw今までは、騎士と姫の関係でしたが、今回、立場が同じになったことで、ヒロインとしてより魅力的に感じられるようになったのかもしれません。
 
 なんか話逸れたw
  
 物語は、幼馴染のゼルダとはぐれて彼女を探しに行くという流れで始まるのですが、ゼルダ自身の安否が気になることはもちろん、物語にも多くの謎がありました。そして、リンク自身の成長はもちろん、我らがバド様もありきたりではありますが良い味が出ていて良かったですw
 それから敵キャラのギラヒムに関しては、こいつはかなり個性が強いw言ってしまえば変態ナルシストなのですが、奇妙な存在でありながらどこか怖さを持ち合わせた、そんな敵でした。
 また、サブクエスト的な位置付けではありますが、スカイロフトの住人達の悩みを聞いて問題を解決する要素もあります。ゼルダシリーズに登場するキャラってどれも個性が強くて魅力的なんで彼らと関わっているだけでも楽しいですねw特に、風のタクトでお馴染みのテリーでしょうかw

 スカイウォードソードは、僕の中では、もしかすると時のオカリナやトワイライトプリンセスを超えたかもしれませんが、いくつかの問題点があるのも事実。それを挙げておきたいと思います。

 まず、Wiiリモコンでの操作が難しいこと。直感的に操作出来るため、分かりやすいと言えばそうなのですが、たまに反応しなかったり、そもそも手首や腕に負担がかかるため、それだけでも辛いってのもあります。
 Wiiリモコンを使った剣アクションというコンセプトは良かったと思いますし、実際、面白いのですが、もし、次回作にも引き継ぐ場合、モーションセンサーの感度を更に高め、リモコン自体を軽量化、もしくは、あまり腕に負担が掛からない操作を考える必要があるのではと思いました。

 また、弓矢の視点など、ズレが頻発する点も気になりました。もちろん、簡単に修正できるのですが、余裕がある時ならともかく、素早い操作を求められる時にズレていたら、修正している間にミスしたりするんで、これは明らかな問題かと。それから、弓矢だけでなく、剣先も変な方向を向いていたり。例えば、Wiiリモコンを右に傾けているはずなのに、リンクは何故か剣を左に向けていたり。これらのズレの修正に関しては、次回作までの課題と言えるでしょう。

 スカイウォードソードのボリュームは結構ある方だと思うのですが、一方で気になったのが、同じマップやダンジョンを使いまわしていた点でしょうか。使いまわすと言っても、配置されている敵の種類が変わっていたり、そもそも目的や状況が異なっている場合もあるため、飽きさせない工夫はしていると思います。実際、同じ地形であったとしても、目的や状況が違うだけで異なる楽しみがありました。
 しかし、欲を言えば、もっと色んな地形を冒険したかったというのが本音でしょうか。また、トワイライトプリンセスにあったのような雪山や天空を冒険した時の感動が欲しかったです。

 それから、特に中盤以降に言えることですが、ダンジョンに入るまでの過程でいくつもの段階を踏む必要があった点は気になりました。特に四番目は酷いwいつになったらダンジョンに入れるんだろう?と思いつつも進めていると、まさかの第一ダンジョン二週目!この時ばかりは、かなり気分が萎えました。しかも扉に鍵が掛かっていたので、凄くイライラしました。
 まあ、さすがに第四のダンジョンが第一ダンジョンの使いまわしでなかったのを知って安心しまし、ようやくたどり着いた第四のダンジョンが大変魅力的だったので、一気に機嫌が良くなったわけですがw
 その後も、たらいまわし的な展開があったり、行ったり来たりを繰り返しさせられたりと、まあ、なんか、悪く言えば作業的な感じがありました。

 ボスの種類も少なかった気がします。というのも、同じボスと戦う羽目になるケースが何度かあったりしたためだと思われます。中には、後々、中ボスとして登場する奴がいたりもw
 まあ、ボスと言ってもダンジョンの奥で待ち構えている恒例の奴らのことを指しているわけで、それ以外で戦うボスも何体か存在します。それらを含めれば結構な種類になるのかもしれませんが……うーん、なんだろうw
 今回、ダンジョンよりもむしろその他の点の方が強化されていますし、そう考えれば別にダンジョンやボスに拘る必要はないのかもしれません。ゼルダと言えば、ダンジョン巡りが基本的でしたが、そのスタイルも本作で大きく変わろうとしているのかもしれませんね。

 最後に……まあ、こればっかりはどうしようもないですが、HD画質じゃない点でしょうかwゼルダの伝説に関しては、冒険がテーマですので、やはりグラフィックを重要視して欲しいというのがあります。
 次回作は、是非とも綺麗になったゼルダをプレイしたいですね。まあ、トワイライトプリンセスやスカイウォードソードのHDリマスターでも悪くないですねw

 問題点を多く挙げましたが、別にこの作品を低く評価するつもりはありません。気になる人は気になるでしょうけど、実際にプレイしてみれば、これらのことは、些細なことだと思いますw
 作品は異なりますが、例えばオブリビオンなんかはバグやフリーズが多発することで有名ですが、それでもそんなことすら些細に思えてくるほどの魅力があります。
 スカイウォードソードもそんな感じなんだと思います。確かにいくつかの問題点は抱えていますが、それすら気にならなくなるほどの面白さで十分に挽回しているわけです。
 もし、時のオカリナやトワイライトプリンセスがハリウッドの最高峰と称するなら、スカイウォードソードは、あくまでもゲームの面白さを追求した作品といったところでしょうか。とにかく面白いゲームですので、是非、手に取ってプレイして頂きたいです。

ゼルダの伝説 スカイウォードソード (期間限定生産 スペシャルCD同梱)ゼルダの伝説 スカイウォードソード (期間限定生産 スペシャルCD同梱)
(2011/11/23)
Nintendo Wii

商品詳細を見る

コメントの投稿

非公開コメント

No title

自分は現在ラスダンに突入した所です。クリアまであともう少し。
今回のゼルダ、操作していて色々と楽しい部分が多いです。
特に今までは不可能だった、敵の防御の合間を縫って攻撃できるっていうのは大きい。
ボコブリン如きがちょっと固くなってるのはたまにイラっとしますけどねw
特に電気使う奴。パンツに執着しているという説明には吹きました。
不満点といえば真っ先に思い浮かぶのが水龍。あいつマジ許さない。
ボスに関しては確かにもう数種類いても良かったかもしれませんね。
封印されしものとギラヒムでちょっと水増し感があるので。
そして後々中ボス扱いされるモルドガットェ・・・・

あとスカイリム気になるんですけどお金が・・・

No title

 ボコブリンは、萌えキャラですよね(ぁ
 坂道をゴロゴロと転がったり、爆弾にビビって逃げ出したり、角笛奪ったら悔しがったり……実に表情豊かでしたw
 水龍は、まあ確かにwオトダマかなんか知りませんが、あれ集めるのが楽しいって人はあんまりいない気がしますよね。なんで、あんな要素入れたんだ(ぁ
 今回、全体的に水増し感がありますね……内容的にWiiのディスクに収まり切らなかったんでしょうか。
 スカイリムは、お金があった時でいいんで是非買ってみてくださいb最初は、和製RPGに慣れていることもあって、「なんだこれ?面白くねぇ!」って思うかもしれませんが、10時間くらいプレイしたら神ゲーをプレイしていることに気が付くはずですb
プロフィール

桜の灯籠

Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

最新記事
カテゴリ
FE (8)
最新コメント
リンク
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる