Dishonored やればやるほど面白さが増す、自由度の高いステルスアクション

 今更ながら、『Dishonored』をプレイし始めました。今日の話題は、その感想です。

下のは、Dishonoredのトレーラーです。結構生々しいシーンが多いので、閲覧の際には、ご注意を!


 Dishonoredは、多彩なガジェットや超常能力を駆使して戦う、一人称視点のステルスアクションゲームです。プレイヤーは、『コルヴォ・アッターノ』となり、王女暗殺の汚名を晴らすために、自らを陥れた者達への復讐を行う、というあらすじです。

 本作は、The Elder ScrollsやFalloutでお馴染みのベセスダから発売されたタイトルなのですが、The Elder Scrollsにおいて隠密プレイで遊んでいた際、その場にいるかのような臨場感やいつ背後を取られるかといった緊張感もあって、凄く魅力的に感じていたんですよね。これは、三人称視点のステルスアクションでは味わえない体感でした。
 Dishonoredは、一人称視点のステルスアクションゲームというわけで、まさに待ち望んだタイトルだったわけです。もちろん、産業革命時代のロンドンのような見た目に鯨油の揮発性を高めることで得たオーバーテクノロジーが融合した独特な世界観もこの作品に惹かれた理由でした。

 本作については、実は、Xbox360版が日本で発売された当時から買っていたものの、そのままずっと放置していたんですよねw (多分、Skyrimのせいだったかとw)そして、時はそのまま流れていき、HD版の発売が決定したことで、改めて買い直したのですが、結局また放ったらかしというw なんか、トゥームレイダーでも同じことやってた気がしますが……
 別に興味が失せたわけではなく、やろうやろうと思いつつもなかなかやれずにいたという感じですが、さすがにそろそろ遊んであげないとまた積みゲーと化しそうだったので、プレイすることにしたのです。
 本編だけでなく、DLC三種も同梱されているため、やり込もうと思えばかなり長い時間遊ぶことになりそうだったので、それが理由で中々手が付けられずにいたのかもしれませんが、とりあえず、サッと一周だけしよう、と思っていたのですが……

 ・ステルスアクションを面白くする『超常能力』
 物語序盤は、コールドリッジ刑務所からの脱獄がミッションとなります。
 この時、コルヴォは、一切の超常能力が使えず、生身での脱出を目指さなくてはなりません。敵の視線を掻い潜り進んでいくのですが、どうしても難しい場合は、何らかの手段で敵を排除して突破しなければなりません。ただし、敵を倒すと言っても、無暗やたらと殺しまくるのは、後々コルヴォにとって不利な状況になるのですよね。
 このゲームには、『カオス』と呼ばれるシステムがありまして、これは、ダンウォール(本作の舞台)の混沌度合いを示すものです。敵を殺し続け、死体を増やしていくとハイカオス状態となり、疫病の原因であるネズミが大量発生し、町が危機的な状況に陥っていくのですよね。もちろん、人からの評判も悪くなっていきます。
 なので、そうならないようにするためには、無暗に殺すよりも、首絞めで気絶させた方が何かと良いわけですが……これは、Dishonoredにおける欠点の一つとも言えますが、背後から近づいて首絞めを実行しようとしたら、ガードに化けて中々上手く決まらない、なんてことが多々あるんですよねw そして、モタモタしているうちに衛兵に気付かれ、戦闘に入ってしまったり。そして、死体の数が増えていくという状況にw
 結果、脱出するまでにかなりの人数の衛兵を殺してしまい、ダンウォールは、ハイカオス状態にw ローカオス状態を保つためには、最小限の犠牲でなくてはならないようです。

 このように、刑務所からの脱出が上手く行かなかったこともあったと思いますが、このゲームの魅力がまるで理解できなかったのですよねw
 ところが、次のキャプチャーからは、お待ちかねの超常能力が使用できるようになりまして、その一つ、『ブリンク』が使えるようになってからゲーム性が劇的に変化したのです。
 ブリンクは、狙った位置に高速移動する能力なのですが、素早く移動するだけでなく、高所への移動にも使用できますし、正面からやって来た衛兵の後ろ側に移動し、一瞬で背後に回り込む、といった使い方も出来る等、基本的なものでありながらも奥深い能力だったりするんですよね。
 また、このブリンクが使えるようになってから、地上だけでなく、上の方に目を向ける機会が増えたため、そのおかげで、思っていたよりも多数の潜入ルートが存在することに気が付いたのです。建物の屋根の上に登ったり、パイプの上を通ったり、建物内では、シャンデリアに身を隠すことまで出来てしまいます。

 この超常能力については、他にも、壁越しに敵の存在を確認できる『ダークビジョン』、生物に憑依することの出来る『ポゼッション』、時の流れを遅くする、あるいは、完全に止めてしまう『ベンドタイム』、ネズミの群れを召喚し死体を始末する、あるいは、衛兵を襲撃させる『ラットスワーム』などがあります。あと一つなんかあった気がしますが……まあ、あれは、使いどころが少なすぎるんで割愛します(((

 ポゼッションでネズミに憑依すれば、衛兵の傍を通り抜けたり、排気口を通って移動したりすることが出来るため、潜入ルートが更に増えることになります。レベルが上がれば、人にも憑依することが出来ますが、これで検問所を通過したり、あるいは、一目の付かないところに連れ込んで始末したり、といった使い方も出来ます。
 ベンドタイムは、レベル1の段階では、時の流れを遅くするだけなので、衛兵の目にもコルヴォの存在が認識されてしまいますが、レベル2に移行し、時を完全に止められるようになった場合、衛兵の目の前を通ってもバレなくなります。なので、例えターゲットが群衆の中にいたとしても、ベンドタイムで時を止めている間に始末してしまえば、バレずに済むわけですね。また、時を止めている間は、コルヴォが撃った弾丸すら止まってしまいますが、この習性を利用すれば面白いことも出来ます。例えば、三人の衛兵がいたとして、ベンドタイムで時を止めている間に三人に向かって発砲すると、時が動き出すと同時に三人まとめて倒れている、といったザ・ワールドみたいな使い方も出来てしまいます。ちなみに、止まった弾丸に触れると慣性が働いて動き出すといった習性もあります。他には、敵の放った弾丸が着弾する前に拾ったり、投げてきたグレネードが爆発する前に投げ返したり、と使いどころは多々あります。もっとも、ベンドタイム自体、非常に強力な能力であるため、さすがに、そう連続して何度も使えるものではないのですがw

 このように、能力一つをとっても使い道は多々あるため、それがこのゲームを奥深く、そしてより面白くしているのだと思いました。
 なので、本番は、刑務所から脱出してから、というわけですねw

 ・ステルス推奨のゲームバランス
 ステルスアクションと言えば、敵に見つからずに進むことがクリアのコツだと言えますが、一方で、敵がそこまで強くない場合が多く、ゴリ押しでも何とか出来てしまう作品も多々あったりするんですよね。こうなってしまうと、もはや、ステルスで進める意味があまりなくなってしまうわけですが、Dishonoredでは、ステルス推奨のバランス調整が施されています。
 ダンウォールを巡回している衛兵たちは、背後から接近してしまえば一撃で仕留められる者達ばかりですが、彼らは、戦闘の訓練を受けているため、剣術の腕も相当なものだと言えます。なので、正面から挑んだ際、雑魚のクセにやたらとこっちの攻撃を捌いてきますし、おまけにこっちが受けるダメージもかなり大きく、予想以上に手強いんですよねw しかも、増援が次々とやって来る上、彼らは、コルヴォを取り囲むように移動し、背後からも攻撃してくるため、三人以上相手にすると、さすがに厳しくなってきます。
 一応、クロスボウや銃を使って相手を怯ませ、その隙に剣で斬るという攻め方なら何とか始末して行けますし、ベンドタイムやラットスワームがあれば多少のゴリ押しも効きます。ですが、ボルトや弾薬にも限りがありますし、前述した通り、ベンドタイムはそう何度も連発できるようなものではありません。ラットスワームも同様ですね。
 なので、正面突破を試みたい場合、どうしても厳しい戦いを強いられてしまう上、限りある手持ちの所持品もゴリゴリ減っていくため、それなら見つからないように移動した方が良い、というわけです。
 ただ、衛兵とのチャンバラについても立ち回りや読み合い等が重要になるなど、この間合いならではの魅力がありますので、あえてそれを楽しむのもいいかもしれません。というか、この戦闘スタイルを是非とも次回のThe Elder Scrollsに採用して欲しいと思いますねw

 ・復讐の手段は、プレイヤー次第
 本作におけるキャッチフレーズは、『我、復讐に命を捧げん』であることから、本作は、血生臭い復讐劇と思われがちです。まあ、公式のトレーラーですらやたら人を殺しまくっていますしw
 しかし、Dishonoredの面白い所は、誰一人として殺さずにゲームをクリアすることが可能であり、それは、最重要ターゲットですら例外ではない、という点でしょうか。もちろん、気絶させたらそれで終わり、なんてことではありません。悪人なんてのは、反省するわけもなく、起き上がったら途端にまた同じ悪事を繰り返すだけですしねw むしろ、逆鱗に触れる結果になるだけでしょう。
 ですが、今、その人物が立っている地位から立ち退かせる手段があったとすれば? 実は、本作には、ターゲットを暗殺する以外にも無力化することが出来る手段が必ず用意されているのです。ネタバレを避けるため具体例は出しませんが、少なくとも、必ずしもコルヴォ自身が手を汚すことはないのです。平和的な解決法という奴ですね。まあ、その結果が悪人たちにとって最善であるかは、また別の話になってくると思われますがw

 もちろん、平和的な解決方がある一方、刃を血に染める手段もあるわけですが、誰にも見つからずにこっそりと始末するか、あるいは、見せしめの為に人がいる前で堂々と公開処刑するか、その手段は、プレイヤーの手に委ねられています。また、ミッションによっては、周囲の環境や置かれた状況を利用して間接的に排除することも可能です。
 また、ターゲットに辿り着くまでに行く手を阻む衛兵たちをどう始末していくかもプレイヤー次第だと言えます。暗殺の手段は、多数用意されていまして、背後から剣で貫くのはもちろん、ある程度のプレイヤースキルが必要となりますが、高所から飛び降りての降下暗殺、罠を仕掛けての暗殺、そして、電弧塔や光の壁などの装置をハッキングし、味方に付けることで衛兵を事故死させる、なんてことも出来ます。
 ただ、暗殺の手段が多数存在する割に、やり過ぎるとカオスが上昇していくので、グッドエンディングを見たい場合は、敵との戦闘は、可能な限り回避するべきだったりしますがw
 ノーキルを目指した場合、多彩なガジェットと超常能力の大半が意味の無いものとなりますが、一方で、ステルスアクションならではの緊張感が魅力となります。敵に見つからずに移動出来るルートを探索したり、ダークビジョン、物陰からの覗き見、そして、扉を開ける前に鍵穴から部屋の中を覗いて衛兵の有無を確認するなどのクリアリングが必須となるわけですね。
 Dishonoredでは、プレイスタイルによってゲームの体験そのものも大きく変わっていくと言えます。やたらと殺しまくっていいると、天井に安全なルートがあることに気が付かずに終わってしまうでしょうし、逆にノーキルで進めてしまうと、衛兵とのチャンバラや多彩なガジェットが持つ魅力に気付かぬまま終わってしまうわけですね。そこが勿体ないと言えばそうなりますが、まあ、周回プレイする楽しみがあると思えばw

 多数用意された潜入ルートに加え、ターゲットを始末する手段まで多く存在するなど、Dishonoredは、他のステルスゲームと比べても攻略の自由度が非常に高いと言えます。
 本編は、クリアまで10~15時間と短めですが、それでも何度もプレイすることで新たな発見が見つかるような奥深いゲームであると言えます。また、それによって得た知識や、暗殺者としての腕を磨くことで手際良くクリアできるようになった時、このゲームがより魅力的なものに感じられるようになっているはずです。
 確かに、コールドリッジ刑務所の段階では、今一つな感想しか抱けませんでしたが、物語を進めていき、上達していくうちに本作における魅力が徐々に分かるようになっていき、気が付いたら夜更けまで遊んでいたりしたものですw そして、本編クリア後に是非このゲームをやり込んでみたい、と思う様になったわけです。
 そして、あろうことか、実績コンプへと挑戦することを決意したのでした……

 続いては、3つのDLCの紹介です。

 ・Dunwall city Trials
 暗殺者としてのスキルを試す場、所謂、チャレンジマップという奴です。
 チャンレンジは、ノーマル10種、難易度の上がったエキスパート6種の全16種ありまして、それぞれ、ステルス、アクション、パズル、機動のカテゴリーに分かれています。チャレンジの成績によってスコアが付けられ、ノルマを達成すると、★が最大で三つまで貰えます。是非、全てのチャレンジで★3つを目指しましょう……と言いたいところですが、このコンテンツの難易度は異様に高く、★3つ貰うためには、Youtubeに上がっているようなスーパープレイに近いレベルに達しないと無理という厳しさw しかも、スキルだけでなく運の良さも絡んでくるため、根気強くプレイし続けないと★3つに辿り着くことは難しいと言えます。
 とは言え、一つ一つのチャレンジの内容には、意味がありまして、攻略の上で欠かせないスキルがチャレンジとなっているわけです。つまり、単にスキルを試す場というだけでなく、腕を磨く場所としては、もってこいだったりするんですよね。
 全てのチャレンジを終えた時には、きっと、暗殺者としてのスキルも一人前になっていることでしょう……多分。

 ・The Knife of dunwall
 このコンテンツでは、本編でも登場した、伝説の暗殺者ダウドとなって、女王を殺害したことに対する贖罪への旅に出ることになります。
 ダウドの能力は、コルヴォとかなり違っていまして、特に、ブリングの性能が全くの別物なので、最初は、戸惑うかもしれません。ダウドのブリングは、ベンドタイムの効果も付加されていまして、一切の操作をしない状況で狙いを付けている間は、時が止まった状態になる、というものです。これにより、衛兵に見つかりそうな咄嗟の状況であったとしても、落ち着いて脱出することが出来ますし、空中に浮いている間に反対方向を向いてそっちに高速移動する、といった技も可能となります。使いこなせばコルヴォのものより更に奥深い能力だと言えますが、一方で、距離が明らかに短くなっているため、最初は、使いづらく感じるかもしれません。
 これについては、ブリングをレベル2に強化して距離を伸ばすか、ダウドのジャンプ力を上げて高さを稼げるようにすれば、使いづらさも大幅に改善されるかもしれません。

 また、ミッションは三つだけとは言え、そのうち二つは、本編以上に攻略の自由度が高く、また、探索し甲斐のある内容となっていますので、何度も遊べる魅力があると言えます。まあ、敵の数が多い等、明らかに難易度は上がっていますがw
 ただし、最後のミッションだけは、敵の数が異様に多く、そもそもマップも本編の使いまわしなんで、あまり評価出来るものではありませんがw
 いずれにせよ、DLCの内容としては、魅力的ですので是非、チャレンジしてみましょう。

 ・The Brigmore Witches
 The Knife of dunwallの続編です。今回は、ミッションが4つも入っていますが、そのうち一つはイベント用でもう一つは、前回同様に使いまわしですw しかし、本編では入れなかった新たなエリアに入れるようになっていたりするため、実質的に新マップとみなすことが出来ます。
 前回に比べても攻略の自由度が更に高まっていまして、特にミッション3は、問題の解決方法が幾つも存在するため、このミッションだけでも何度でも遊べてしまえる内容になっていると言えます。
 また、超常能力に『プル』が追加されています。これで遠くの宝物やギャングの持ち物を引き寄せたり、高所から敵を引き寄せ、そのまま突き落としたり、と相変わらず使い道は多岐に渡ります。最大限に強化すれば、電弧塔などの動力源である鯨油タンクをカバーを開けずに引き抜くことが出来るそうですが……まあ、それに価値を見い出せるかどうかは、人それぞれでしょうかw

 The Knife of dunwallとThe Brigmore Witchesは、物語的に2に繋がるらしいのですが、ゲームとしても色々な可能性が見えたコンテンツでもありましたので、これをやっているうちに2に対する期待が高まったものです。
 もちろん、ダウドの物語自体も本編に勝るとも劣らないボリュームとゲーム性があるため、これだけでも十分に遊べる内容になっていると言えます。おススメですb まあ、HD版を買えばもれなくセットで付いてくるわけですがw

 当初は、本編を一周、それからダウド編を一周し、The Knife of dunwallはスルーの方向で考えていたのですが、本編が予想以上に面白く、また、次に遊んだ時は、あれを試してみたい、といった二週目への意欲もあったため、結局、そのまま続けて遊ぶことに。しかも、あろうことか、本編クリア後、すぐにThe Knife of dunwallに挑戦してしまったというw まあ、思わずやり込みたくなるような魅力があった、というわけですねw 自由度の高さも魅力の内ですが、やはり、プレイすることでプレイヤースキルを上げていくというゲーム本来の目的というか、そういったものがあるからこそ、何度も遊びたい、あるいは、やり込みたいと思えるのでしょうね。

 Dishonoredは、続編である2の発売も決定したわけですが、本編はもちろん、DLCの内容からしても、十分に期待出来そうな気がしますね。一方でThe Knife of dunwallのような鬼畜コンテンツの導入だけは、勘弁して欲しいというのが本音ですが、まあ、あったらあったでまた挑戦してしまうのでしょうねw

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

桜の灯籠

Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

最新記事
カテゴリ
FE (8)
最新コメント
リンク
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QR
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる