Fallout4に登場する4つの派閥を考察してみました

 本日の話題は、Fallout4に登場する4つの派閥についての考察です。
 ネタバレを多く含みますので、閲覧の際には、ご注意ください。

 Fallout4における主人公(111)の目的は、何者かによってさらわれた息子ショーンを探し出すことですが、物語が終盤に入ると、連邦の未来を左右する重大な決断を迫られることになります。つまり、4つある派閥の内、いずれかに味方し、連邦の支配権を巡る戦いに身を投じることになるわけです。
 4つの組織は、それぞれ掲げる信念と正義が異なっていまして、それらは彼らのことを知れば知る程、共感出来る部分はあるものの、一方で、組織としての問題点も見えてくると思います。それ故に、どの組織に連邦の未来を託すのか、悩ましい所ですが、これらをいろんな角度から検証してみたいと思います。もちろん、堅苦しい考察だけに留まることなく、ゲーム的な内容も盛り込んでいきたいと思いますw

 Brotherhood of steel
 作中では、B.O.S.の略称で登場するお馴染みの組織です。彼らは、戦前のテクノロジーの収集と保護を目的として活動をしていますが、そのためには、どんな手段も問わない点からハイテクレイダーと称されることもありました。しかし、3に登場したエルダー・リオンズ率いるB.O.S.は、そういった戦前のテクノロジーを保有しつつも、それを人道的支援の為に活用する道を選び、101と協力してエンクレイヴの打倒に貢献しました。
 それから10年後、エルダー・マクソンの指導の下に大幅な組織改革が行われ、現在は、巨大な要塞とも呼べる飛行船プリドゥエンを保有し、船に搭載された多数のベルチバードによる航空支援とパワーアーマー部隊の即時展開を可能とした、強大な軍事組織へと発展しました。
 元々、キャピタル・ウェストランドで活動していたB.O.S.でしたが、彼らが連邦にやって来た理由は、インスティチュートを壊滅させるためのようです。B.O.S.は、人類が二度と同じ過ちを繰り返さぬよう、戦前のテクノロジーによって生み出された負の遺産、すなわち、アボミネーション(グール、スーパーミュータント、人造人間など)の撲滅を掲げていますが、人造人間は、他ならぬインスティチュートが生み出していたからです。

 B.O.S.の最大の強みは、なんといっても、作中でも最強の軍事力だと言えます。
 主力は、T-60型のパワーアーマーとレーザー兵器によって武装した兵士ですが、凄まじい火力と防御力を誇っています。また、B.O.S.は、軍隊のように統率されていまして、その上兵士一人一人もカリスマ的な指導者であるエルダー・マクソンに対して絶対的な忠誠を誓っており、それ故に士気も高いと言えそうです。(もちろん、中には例外もいるようですが)
 更にベルチバードによる上空からのミニガンによる一掃射撃とパワーアーマー部隊の輸送を可能としていまして、兵士は、これらの支援を得ることが出来ます。また、ベルチバードは、母艦であるプリドゥエンに数多く搭載されていまして、それ故に、広範囲に渡って迅速にパワーアーマー部隊を展開する機動力も持っているのです。
 これだけでも連邦を平定出来るくらいの軍事力だと言えますが、B.O.S.には、巨大な二足歩行ロボ、リバティ・プライムという切り札があります。その大きさは、ベヒモスですら子猫に見える程であり、超威力のレーザー照射に加え、核ミサイルの投擲による辺り一帯の掃討を可能とした規格外の火力を持ちます。また、共産主義者を敵とみなし、一方で民主主義を称え、英霊への追悼も忘れない愛国心溢れる性格がプログラムされているようですw
 もし、彼らが侵略者であれば、これ程までに恐ろしい組織はないと言えますが、幸い、彼らは、アボミネーションの撲滅を目的としていますので、むしろ、日頃からレイダー、フェラル、そしてミュータントに悩まされてきた連邦の人々にとっては、救世主となり得る組織だと言えます。

 連邦の将来を考えれば、B.O.S.に託すのが一番なのかもしれませんが、彼らと共に活動していると、彼らは本当にヒーローなのか?という疑問を抱かれた方が多かったのではないでしょうか。

 まず、彼らの人造人間に対する考え方ですが、少なくとも、指導者であるエルダー・マクソンは、戦前の技術の産物である人造人間の存在を一切認めておらず、これを徹底的に排除することを掲げています。(つまり、インスティチュートだけでなく、人造人間を保護するレールロードも必然的にB.O.S.にとって敵となるわけです。信念は違えど、目的を達成するだけなら協力関係が築けたかもしれないのですが……)
 一方、111は、これまでの旅の中で多くの人造人間と出会ってきたはずですし、人造人間が連邦の人々にとって脅威であり、恐怖の対象であることは、事実ですが、そうでない人がいたのも事実ですし、中には、友人もいたかもしれません。つまり、彼らのことを考えると、マクソンの考えには、必ず賛同出来るものではなかったはずです。
 ただ、マクソンは、立場上、その判断にグレーゾーンを設けるわけにはいきません。もし、曖昧な態度を取れば、それだけでB.O.S.という組織そのものが危うくなる可能性があるからです。あれほどの力を持つ組織をまとめ上げるためには、マクソン並みのカリスマ性が必要なのは言うまでもなく、そして、彼が支持されている最大の理由は、その揺るぎない信念にこそあります。(もちろん、中には、彼の武勇伝の数々にも惹かれた人もいるのでしょうけど。実際、パワーアーマーも着用せずに、ガトリングレーザーを担いで前線に立つ彼の姿を見れば、彼が何故敬意を払われているのか、理解できるはずw)
 つまり、B.O.S.が人造人間に対する処遇で譲歩することは、まずあり得ないと考えられますので、この点を許容できるかどうかが彼らを支持するかどうかの判断基準となりそうです。

 続いては、『核』についての扱いでしょうか。
 Falloutの世界は、核戦争後のアメリカが舞台となっていますが、瓦礫の山を築き、放射線に汚染された大地を生み、そして無秩序と化したこの世界を造り出したのは、核によるものだと言えます。そして、B.O.S.が憎む最大の敵であるアボミネーションも元をたどれば核によって生み出された存在だと言えます。
 よって、B.O.S.は、核の使用については、否定的かと思いきやそうでもなく、積極的に活用しているシーンが多数みられたと思います。しかも、平和利用ではなく、軍事目的です。
 B.O.S.が危惧しているのは、あくまでもレイダーなどの無法者の手に渡ることであって、自らが保有し、使用することに関しては、疑問すら抱いていないようです。彼らは、人々が過去の過ちを繰り返さないために戦前のテクノロジーを収集しているわけですが、その過ちを自らが犯す可能性については、考えていないようです。
 結果的に、核は、インスティチュートの撲滅に貢献したのかもしれませんが、一方で、B.O.S.の行く末に、そして、人類の未来に暗い影を落としたことは、いうまでもありません。
 いずれは、西海岸の最大勢力であるNCRとの衝突も避けられないでしょう。そのなった時、彼らは、また過ちを繰り返してしまうのでしょうか。

 B.O.S.については、彼らの正義は理解できますし、無秩序な連邦において必要な組織だと言えますが、一方で、道を誤れば、再び人類を破滅へと向かわせる危険性も抱えていると言えます。そんな彼らに未来を託すべきか、それとも、危険な組織とみなして破壊してしまうのか、それは、111次第です。

 ただ、彼らの信念がなんであるにせよ、ゲーム的には、B.O.S.を味方につけておくと、色んなメリットが得られることは言うまでもありません。まず、最大のメリットは、クエストをこなすことで、T-60型のレアなパワーアーマーが入手出来るようになることでしょうか。B.O.S.で終えると、右手と左手以外は、全て入手できるようです。
 また、ベルチバードを呼んで目的地まで運んでもらうことも出来ます。ファストトラベルあるのに要らないのでは?と思うかもしれませんが、実は、荷物を沢山持ち過ぎて動けなくなった時などにタクシー代わりに使えますw
 他には、B.O.S.と敵対しない限り、パトロール部隊は、味方であるという点でしょうか。ベルチバード自体、よく落とされるので役に立ちませんが、まあ、経験値は勝手に入ってきますし、漁夫の利は狙えますw
 逆に敵対すると、頑丈かつ高火力なパワーアーマー部隊を相手にしないといけないため、かなり厄介だと言えます。平和に過ごしたければ、仲良くしておきたい所です。

 おススメクエストは、パラディン・ダンスの処遇を決めるBlind Betrayalと、リバティ・プライムの活躍が見れるAd Victriamでしょうか。
 前者は、かなり決断に迷う難題だと言えますが、ダンスのB.O.S.に対する揺るぎない忠誠心が伺える内容となっています。また、一見して冷徹に思えるマクソンが漏らす一言も見所となっており、ドラマとして優れているクエストだと言えます。一方で、説得に成功した際のダンスの変わり身の早さに不自然さが残りますが、まあ、それもネタだと思えばアリかもw
 Ad Victriamは、最後の防衛線以外、全てリバティ・プライムの活躍を眺めているだけですが、次々と襲い掛かる人造人間やレイダーはおろか、ベヒモスですら握り潰して葬り去る圧倒的な力は、見ているだけでも爽快感がありますw そして、間違ってもこいつにだけは、戦いを挑むべきじゃない、そう思わさせられるクエストでもありますねw

 インスティチュート
 人造人間を生み出しているとされている謎の組織。その目的、そして、彼らの拠点が何処にあるのかは誰にも分からず、それ故に、ブギーマンのような存在とされてきました。本作におけるエンクレイブのような黒幕だと思われたものの……
 111が消えた息子の手掛かりを追っているうちに、この組織の関与が疑われるようになり、やがてそれは、確信へと変わりましたが、内部へと潜入した際、そこで見た理想的な未来像、そして、指導者であるファーザーの正体が明かされた時、インスティチュートに対する印象が大きく変わったプレイヤーは、多かったのではないでしょうか。

 インスティチュートは、戦前に存在したCITと呼ばれる大学の科学者たちによって造られた組織でして、彼らは、地下に潜り、そこで戦前の科学を更に進歩させていったようです。
 また、彼らが生み出す人造人間は、人類の未来そのものであり、現在は、人間と外観の差異が全くない第三世代まで進歩しているようです。
 ちなみに、インスティチュート内では、幾つかの部門に分かれていて、そこで彼らの研究を直に見ることが出来ますが、人造ゴリラや人造人間の製造過程など、見所は、沢山あります。
 また、インスティチュートの構成員の大半が科学者から成り立っていることから分かる通り、彼らの目的は、連邦の支配などではなく、あくまでも、科学の発展のみです。そして、彼らの指導者であるファーザーは、科学こそが人類の未来に繋がる唯一の道であると信じていまして、111がインスティチュートに手を貸す場合は、彼の夢に協力する形となります。

 もっとも、地下でひっそりと研究を続けることには、さすがに限界があるらしく、何らかの目的で地上に出ないといけない場合に人造人間を(専門的な知識が必要な場合は、科学者も)派遣するようです。しかし、その際に連邦の住人とトラブルが起きてしまい、それ故に、インスティチュートは、敵視されてしまったというわけですね。
 もちろん、インスティチュート側に非がないというわけではなく、そもそも、彼らは、連邦のことを死んだ世界とみなしており、そこの住人がどうなろうが気にしない傾向にあるため、この傲慢な態度が争いの火種となってしまったとも言えます。
 彼らが気にするのは、あくまでも、人類の未来であり、その未来は、連邦ではなく、インスティチュートにあると考えているようです。

 とはいえ、インスティチュート内の理想的な環境を目の当たりにすれば、連邦での過酷な環境よりも、ここに住む方が何倍もマシだと思えるのも事実だと言えます。そこには、放射線に汚染されていない綺麗な水と食料がありますし、人造人間の手によって常に清潔感が保たれています。しかも、緑色に生い茂った芝や木まで生えています。
 そこに住む民も人当たりが良く、基本的には、友好的な性格をしています。(もちろん、外から来た111に対しては、あまりよく思っていない者もいるようですが)
 インスティチュートには、外では、考えられない、まさに理想郷がすぐそこにあるのです。
 ちなみに、レールロードと接触し、彼らと共に仕事をしたことがある人なら、インスティチュート内では、人造人間たちが虐げられている印象を抱いていた人もいたかもしれませんが、実際、そこまでは、酷くないように見えます。まあ、科学者たちは、人造人間に自我は存在しないと考えていますし、それ故に自由が認められていない、という意味では、虐げられているのかもしれませんが。

 一方、科学の進歩のためには、手段を問わないという一面も持っており、スーパーミュータントを生み出すなどの非人道的な実験も行われていたようです。
 また、連邦におけるインスティチュートの悪事を考えれば、例え、ここが理想郷であったとしても、彼らのことを支持することは、躊躇ってしまいがちです。
 確かに、インスティチュートには、人類にとっての未来が存在しますが、それが連邦の人々にとっての未来であるのかと問われれば、そうではなく、連邦にとっては、やはりインスティチュートは、敵でしかないのです。

 しかし、ベセスダは、111をこの組織に留まらせるための仕掛けを用意していまして、それがファーザーの存在だと言えます。
 彼の正体は、111が追い求めていた息子ショーンの成長した姿であり、そのことが、多くのプレイヤーに衝撃を与え、決断を鈍らせたことは、言うまでもないと思います。(ちなみに、ファーザーがショーンではない説がファンの間であったそうですが、キャラメイクに反映されることから考えて、ショーンで間違いないようです。ついでに、公式も、ファーザー=ショーンであると認めた模様)

 ファーザーは、本来仇であるはずのインスティチュートに属し、それどころか、指導者としての立場に着いていることに疑問を抱えた111も多かったと思いますが、彼が母親、もしくは、父親が殺されたことを知ったのは、随分と後の話であり、その頃には、彼は、既にインスティチュートの一員であったことと、彼自身、仮に誘拐されずに連邦に出ることになったとしても、自分は、生き残れなかっただろうと言い、むしろ、インスティチュートが自分を救ってくれたと考えているようです。
 さすがに60年も経った後では、彼自身の中である程度の決着がついてしまっているようで、それ故に、冷酷な人物に映ったかもしれません。
 しかし、例えどれ程月日が経とうとも、ファーザーにとっては、111は、大切な存在であり、今もなお父親、もしくは、母親のことを思っていることが伺えます。それ故に、111に対しては、隠し事をしませんし、仮に、インスティチュートの暗部を覗いてしまったとしても、御咎めはありません。インスティチュートのクエストを進めると、周りの反対を押し切ってまで111を次期指導者に指名したりもしますし、レールロードの壊滅を指示した際には、元々所属していた場合は、気を遣うようなセリフを言ったりもします。
 さすがに、インスティチュートの未来に関わる計画を邪魔してしまうと敵対してしまいますが、仮に、インスティチュートが崩壊したとしても、111が失った時間を少しでも取り戻してあげようと形見に人造人間ショーンを残したりするなど、最期まで親のことを思ってくれていることが伺えます。(ショーンから渡されたホロテープに彼の思いが詰まっているので是非聞いてみましょう)

 インスティチュートは、本作における黒幕のような存在ですが、ファーザーの存在が、111をこの組織に留めるための要素だと言えます。もちろん、人類にとっては、インスティチュートの科学こそが必要であると考えれば、彼らに協力することも決して誤りではないでしょうし、新たに連邦からやって来た111が指導者となれば、これまでとは違ったやり方も考えられるでしょう。
 ちなみに、連邦の人々に向けて声明を出すクエストがありますが、これで連邦にとっての悪となるか、それとも救世主となるかといったロールプレイも出来たりします。そのことからして、インスティチュートがこれから選ぶ道は、111が決めることになるのは、間違いなさそうです。

 ちなみに、インスティチュートは、科学者集団ということもあり、あまり荒事は得意ではないようですが、第二世代以降の人造人間の戦闘能力は高く、特に、コーサーと呼ばれる第三世代の中でもずば抜けて強力な存在は、他の組織からもかなり恐れられているようです。(本編では、ガンナーの拠点をたった一人で壊滅寸前にまで追い込む驚異的な能力を披露した)
 また、転送装置を使って連邦中の至る所に人造人間を送り込むことが出来るだけでなく、素早い撤収も可能としているため、広範囲に渡って活動できるだけでなく、誰にも存在を悟られることなく作戦を展開することが出来るので、非常に強力だと言えます。
 しかし、これはあくまでもゲーム的な解釈ではありますが、武器が貧弱な分、B.O.S.と比べるとそこまで脅威的な存在ではなく、コーサー自体も、武器のせいで、設定の割にあまり強くないと言われている始末。まあ、作中でも人造人間の性能ばかりが強調されて、兵器の類などは、あまり話題に上がらないため、設定でも武器が貧弱という可能性はあり得ますがw
 そもそも、科学者たちは、戦争をするための研究をしているわけではないので、軍事組織であるB.O.S.と比べると、やはり戦力で劣る可能性は否定できません。リバティ・プライムのような切り札もありませんしね。
 とは言え、転送装置の存在は、インスティチュートの最大の武器であり、さすがのB.O.S.も自らの拠点に直接人造人間を送り込まれると、かなり厳しい模様です。一方、転送装置の存在がインスティチュートの拠点を隠し続けていたものの、その存在が明らかになったことが組織崩壊に繋がってしまったとも言えます。

 ゲーム的には、インスティチュートに味方している間は、人造人間と敵対しなくなるというメリットがありますが、一方で、レールロードのクエストでは、内容によっては、人造人間の撃破が目的のものもありまして、これを進めるためには、非敵対状態の人造人間を倒さなくてはならないというデメリットがあります。(しかも、犯罪扱いになるようです)
 また、インスティチュートでクエストを完了すると、人造人間たちが連邦の至る所で普通に歩き回るようになりますので、そんな未来を見るためにこの組織でクリアするのも面白いかもしれません。

 おススメのクエストは、やはり、Battle of Bunker Hillでしょうか。
 これは、バンカーヒルを巡って、インスティチュート、レールロード、更には、B.O.S.が入り乱れて戦うクエストなのですが、作中でも屈指の激しい戦闘が繰り広げられるため、是非とも経験しておきたいクエストの一つだと言えます。ちなみに、前述した三つの組織に協力していると、タレット以外は、誰も敵対しないため、戦場を堂々と歩くことが出来ますw
 B.O.S.との最終決戦であるAirship Downは、かなり盛り上がる上に、他の組織では、経験できないおススメクエストだと言えます。B.O.S.自体手強いのでその分手応えがありますし、最期の防衛戦の戦闘の激しさは、バンカーヒルにも劣らないと言えます。また、エルダー・マクソンとの決戦もありますが、先にベルチバードとを落としてしまうと、登場しないことになるそうでw ちなみに、僕がやった時は、屋根の上に降り立って登場しましたが、ノックバックで何処かに落下して消えてしまいましたw

 レールロード
 インスティチュートから人造人間たちを解放することを目的とした組織。3では、脱走した人造人間を解放するか、科学者の元に返すかといったクエストがありましたが、実は、この時にもレールロードの名が出ていました。
 組織の規模としては、B.O.S.やインスティチュートの足元にも及ばないものの、裏でさまざまな工作を行うことで彼らと対等に渡り合ってきたようです。しかし、いざとなれば正面から戦うこともあり、その際には、ヘビーと呼ばれる強力な戦闘部隊が招集されるようです。
 また、レールロードのメンバーは、拠点に居る者達だけでなく、連邦の至る所に協力者がいるため、組織に入って初めてその正体を知ることになった人物もいるかもしれません。

 所属しているキャラクターは、実に濃い奴らばかりであり、神経質な何でも屋のトム、掴み所の無いディーコン、そして、予測分析機とされつつも、そもそも、この世界には、不確定要素が多すぎて結果的に全然役立っていないアサルトロンのPAMなど、愛すべきキャラで成り立っていると言えます。
 また、リーダーのデズデモーナは、作中でも屈指の美熟女であるため、それを理由にこの組織を選んだ111もいる……かもしれません(

 レールロードは、弱小故にその本部も巧みに隠されていまして、謎を解くことでようやく辿り着けるようになっています。クエストマーカーも表示されないため、自力で解くしかありませんが、一方で、レールロードがどのような組織なのか、内心ワクワクしていたのは、僕だけではないハズ。
 彼らと接触し、仲間入りを果たした際には、メンバーたちからクエストを依頼されます。内容的には、人造人間を逃がす手助けをしたり、追手のコーサーの始末、行方不明となった仲間の捜索などがあります。
 彼らと行動を共にしていると、レールロードは、連邦の脅威であるインスティチュートに対抗するためのレジスタンスのようなものであると理解できますし、個性的な仲間たちと相まって共感を得やすいように思えますが……何故か国内外共に不人気の組織だったりしますw

 まず問題として挙げられるのは、レールロードが掲げているのは、人造人間の解放であり、それ以外のことには、一切関与しないことでしょうか。
 最後の戦いにおいては、彼らは、連邦の未来のためではなく、あくまでも人造人間の解放の為にインスティチュートとの決戦に臨むのであり、その大義を果たした後は、連邦の治安維持に貢献するとは、まず考えられないという点でしょうか。しかも、人造人間を生み出していた根源であるインスティチュートが崩壊した段階で彼らの目的は、無くなったと言えますので、自然と解体に向かって行くのではないかと考えられます。
 つまり、レールロードに連邦の未来を託せるかと言えば、誰もが首を傾げてしまいかねない、ということですね。

 そもそも、人造人間を解放するという目的自体が共感し辛い、という意見もあるかもしれません。
 確かに、人造人間には、ニック・バレンタインのような人気の高いコンパニオンもいますし、彼のことを知っていれば、人造人間は、ただのロボットではないと思えてくるはずです。
 しかし、それでもレールロードの目的に必ずしも賛同できないのは、そもそも、この連邦で救いを求めているのは、人造人間だけではない、という点でしょうか。彼らを無視して、人造人間だけを助けるというレールロードの考えには、明らかに偏りがあり、それ故に、この組織に共感し辛いのかもしれません。もちろん、人造人間を助けるという大義は、立派なことかもしれませんが、果たして、本当に彼らだけでいいのでしょうか?
 ちなみに、この点は、ディーコンも疑問を抱いており、彼自身は、人造人間だけでなく、他の人も助けるべきだと主張していたようです。そうすることで、人々から協力が得られ、レールロードの活動もしやすくなる、という考えのようです。

 また、レールロードが助けた人造人間については、一旦記憶を消去し、新しい記憶を植え付けられて解放される、といった手順を踏むようです。これは、身元をバレないようにするための措置だと言えますし、これまでの辛い記憶を消すという意味もありますが、そんな中にも楽しかった思い出がある筈ですし、それすらも消してしまうのは、少し寂しい気がします。H2のホロテープを聞いた時、果たして、記憶を書き換えることが正しいことなのか、疑問に思った111も多かったと思います。
 そもそも、人は、過去の記憶を元に人格を形成していくのであり、その積み重ねがその人の人生でもあるわけです。つまり、記憶を消してしまえば、それは、全くの別人であり、その人物を殺すことと同意義なのではないか?と思えるのです。

 このように、レールロードと関われば関わる程、彼らに対する疑問が次々と出てくるため、結果として、不人気な組織となってしまったのかもしれません。

 ただ、サブクエストを含めて、クエスト自体は、なかなか魅力的なものが揃っていまして、インスティチュートに潜入し、表向きは、ファーザーに協力しつつ、裏では、人造人間による反乱の準備を整えるクエストUnderground Undercover、たった三人でプリドゥエンに乗り込み、爆薬を仕掛けて落とすミッションRockets' Red Glare、そして、反乱軍と協力してインスティチュートとの最後の戦いに臨む、The Nuclear Optionとレジスタンス活動の様な熱い展開が次々と続きます。B.O.S.そして、インスティチュートと巨大な組織を少人数で崩壊に追い込むのも、レールロードでしか味わえない魅力だと言えます。
 更に、サブクエストをこなすことで、軽装をバリスティックウェーブで強化出来るようになるなど、レールロードに協力することで得られるメリットもなかなか大きいと言えます。

 数多くの魅力を持ちながらも、組織の大義に共感し辛く、そもそも、問題が多すぎることから結果的には、選ばれにくいのかもしれませんが、まあ、連邦でデカい顔をしている二つの組織を排除出来るという点では、魅力的なのかもしれません。せいせいしたぜ!

 ・ミニッツメン
 ミニッツメンは、連邦の為に活動する民兵集団です。それ故に、連邦の人々からもっとも頼りにされていて、彼らにとっては、もっとも身近な組織だと言えます。
 連邦で最も勢力の強い組織でしたが、キャッスルを奪われ、クインシーの虐殺を経て組織は、弱体化、一時期は、壊滅したとまで噂されるようになりました。
 しかし、我らが111が連邦に現れた時、ミニッツメンは、瀕死の状態から回復し、更に、彼、もしくは、彼女が将軍の座に付くことでかつての勢いを取り戻していくのでした……とまあ、ミニッツメンの指導者は、111であり、この組織がどのように成長していくかは、彼、もしくは、彼女の活躍次第、というわけです。

 組織としての強さは、レーザーマスケット銃に軽装という4つの組織の中で最も貧弱なものであり、そもそも、慈善活動のようなものなので、民兵の士気もB.O.S.ほど高くはなく、当然ながら、インスティチュートのような科学力もありません。
 しかし、111の努力次第では、活動拠点を大幅に増やすことが可能でして、助けた拠点から食料や水などの物資が得られるだけでなく、供給ラインを繋げば、それらの物資を共有化できる他、タレットを設置して安全な拠点を確保することも出来たりします。
 また、キャッスル奪還後は、迫撃砲による支援も得ることが出来まして、凄まじい爆撃でレイダーたちを一掃することが出来るようになります。
 もちろん、人々に武器や防具を配り、武装させることだって出来ます。そして、いずれは、B.O.S.すらも凌ぐ強力な軍隊を保有することだって夢ではないのです。
 つまり、ミニッツメンは、連邦の民全てが味方となり得る可能性を持ち、かつ、無限の可能性を秘めていると言えるのです。

 ちなみに、基本的には、キャッスルを奪還した時点でミニッツメンのクエストは、目的を果たしたことになりますので、本来は、ここで終わることになりますが、インスティチュートとレールロードのクエストを失敗し、それ以上、先に進めなくなると、連邦の未来を掛けた戦いにミニッツメンを参戦させることが出来ます。もちろん、それを命令するのは、111であるあなたです。ミニッツメンは、将軍であるキミの命令を待っているぞ(
 インスティチュートとの決戦は、どうやっても避けられませんが、一方で、B.O.S.とレールロードは、残したままでクリアを迎えることが出来るため、もっとも平和にこの戦いを終わらせることが出来る組織であると言えます。一方、B.O.S.とレールロードを壊滅させることも出来るため、もし、この地は、連邦の民の為に存在するのであり、よそ者にこれ以上この地を穢させるわけにはいかない、と思うのであれば、その選択肢もありでしょう。

 ミニッツメンルートの発生条件がやや特殊なので、どちらかと言えば、クリア不能な状況に陥らないための、救済処置のようなものに思えます。それ故に、クエストの数もかなり少なく、もし、ミニッツメンルートだけしか進行させていないと、随分とあっさりクリアしてしまうことになります。ですが、キャッスルの防衛戦を楽しめるのは、このルートだけですので、もし自慢の要塞の防衛力を試してみたいのであれば、是非、チャレンジしてみて欲しい所です。
 また、The Nuclear Optionでは、地下水路から侵入するという他の組織ではない展開があります。ここでは、かつてのCITの名残りも見られたりしますので、必見だと言えます。
 もし、クリア後の敵対勢力を最大限に抑えたいのであれば、ミニッツメンを選ぶべきでしょう。もちろん、その逆で三つの組織に嫌気が差したのであれば、まとめて滅ぼしてしまいましょう(

 基本的に、ミニッツメンの正義も軍事力も111次第であり、比較的自由度の高いルートではありますが、一方で地味な印象をぬぐえないのもこの組織の問題点でしょうか。それに、将軍になったはずなのに、救援要請があるたびに現地に派遣されるという理不尽な目に遭わされるのもこの組織の問題点でして、本当は、人員不足なのではないか?と思わさせられます。
 確かに、入隊の動機は、ほぼボランティアのようなものですし、B.O.S.のように強力な武器が支給されるわけでもないし、兵士としての訓練も受けられるわけでもないため、志願者も少なければ、士気も低いことは、想像に難くないと言えます。
 そもそも、111が将軍になったことでようやく立ち直った組織なので、もし、何らかの理由で111が去ってしまえば、またしても、組織崩壊の危機が訪れる可能性だって十分に考えられます。
 ただ、これらの問題も、結局は、111の今後の行動次第なのだと思います。彼が将軍である間に、ミニッツメンの組織としての強化、そして、連邦の民の生きる力を育てていけば、きっと未来は明るいはずです。
 確かに、B.O.S.やインスティチュート程の力はないかもしれませんし、それ故に大きな改革は望めないでしょう。ですが、出来ることを一つ一つこなしていき、一歩、また一歩と前に進むことで開ける道というものもあるのではないでしょうか。
 もし、連邦に住む一人一人の力を信じるのであれば、このミニッツメンに未来を託すのも良いかもしれません。

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桜の灯籠

Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

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