DmC デビルメイクライは見直すべきだ(何

 今日の話題は、『DmC デビルメイクライ』です。

 デビルメイクライは、剣と銃を使ったスタイリッシュなアクションゲームでして、ボタン連打やコマンド入力ではなく、技の組み合わせによってコンボを繋げることが出来るのが特徴的だと言えます。それ故にただ単に敵を倒すのではなく、いかに華麗なコンボを決めることが出来るか、といった点に魅力があるわけでして、大変やり込み甲斐のあるアクションゲームだと言えます。
 また、アクションの最高峰と評価され、他のアクションゲームに多大な影響を与えた『ゴッドオブウォー』もデビルメイクライの影響を受けた作品だそうでして、今日のアクションゲームの基礎となった作品と言えるかもしれません。

 日本だけでなく海外でも多くのファンに支持されている本作ですが、今作『DmC デビルメイクライ』の開発はカプコンではなく、『Ninja Theory』という英国のメーカーに変わったこともあって、作風もガラリと変化しました。特にダンテの容姿や性格、それから従来作の人間と悪魔のハーフではなく、天使と悪魔のハーフという設定については賛否両論でして、一部のファンからは開発反対の著名運動まで行われたそうです。

 果たして、この問題作はデビルメイクライの名を冠するにふさわしい作品だったのでしょうか?

 僕自身、デビルメイクライシリーズは、4が初めてでして、DmCは二作目となります。もし、一作目からのファンだったなら感想は違っていたかもしれませんが、少なくとも、体験版を遊んでみたところなかなか好感触でした。
 しかし、某通販サイトの評価があまり宜しくなかった(特にボスが弱いという指摘が個人的に引っ掛かった)ため、購入を躊躇っていました。とは言え、やってみたいという気持ちが消えうせたわけではなかったため、発売から少し間が空きましたが、購入しました。

 実際遊んでみたところ、ファンの人が言うほど酷い出来とは思えませんでしたし、むしろ、世界観も魅力的で何よりもアクションゲームとしてかなり完成度が高く、惹き込まれるものがある内容だったと言えました。まあ、確かにご指摘通り、ボスはそんなに手応えが無かったのですが、雑魚との戦闘が最高に楽しかったです。行く手を阻む雑魚共は鬱陶しい存在ではなく、遊び相手として最適でして、むしろどんどん来い、といった感じで進めることが出来ました。

 ダンテの持つ剣、リベリオンでのコンボがアクションの基本となりますが、4回までコンボを繋げることが出来ます。また、二回攻撃した後、間を置いてからボタンを押すと、攻撃が違ったパターンに派生します。
 エボニー&アイボリーという名の二丁拳銃による攻撃は、離れた位置から攻撃出来るとは言え、ダメージは微々たるもの。それ故に主力とはなり得ませんが、撃っている間はコンボが途切れませんので、繋ぎとして使えます。
 剣によって敵を上空に打ち上げる技もあり、そこから空中コンボを仕掛けることも出来ます。敵だけ打ち上げて、銃撃で追い討ちをかけるのも格好良いかもしれません。
 基本的なアクションはこんな所ですが、敵との間合いを一気に詰めて攻撃する『スティンガー』、剣を振るって衝撃波を放つ『ドライブ』といった技をアンロックしていくことが出来ます。
 これれらの技を組み合わせてコンボを繋いでいくことでスタイリッシュに戦うことが出来ます。

 DmCならではのアクションとして『デーモンモード』と『エンジェルモード』と呼ばれるものがありまして、これらはデビルメイクライのアクションを更に深めるものだと言えます。
 デーモンモードでは、振りは遅いもののパワフルな一撃を持つ武器を扱い、離れた位置にいる敵を掴んで引き寄せる能力『デーモンプル』を持ちます。一方、エンジェルモードでは、威力こそ落としますが、手数と攻撃範囲が魅力的な武器を扱い、離れた位置にいる敵を掴んで近づく能力『エンジェルリフト』を持ちます。
 これらのモードへの切り替えは、トリガーを引いている間、つまり、一瞬で切り替えることが出来るため、コンボに組み込むことが可能です。

 スティンガーで攻撃すると敵は吹っ飛びますが、そこでエンジェルリフトを使って追い討ちを掛けることが出来ますし、空中からデーモンプルを使って敵を引っ張り、空中コンボで切刻むことも出来ます。
 もちろん、これらのアクションを組み合わせれば、もっと複雑なコンボで敵を攻撃することが出来ますし、そういうのが決まった時の爽快感もあります。

 遊び始めた頃は、デーモンモードとエンジェルモードの切り替えがこんがらがり易く、上手く扱えませんでしたが、慣れてくるとこれらを積極的にコンボに組み込むことが出来るようになり、そうなってくると一気に世界が広がる感覚がありますね。
 もちろん、難易度の高いコンボというのは存在するのかもしれませんが、基本的には簡単に組み合わせることが出来るようになってますし、操作に慣れてきたらそれなりに見栄えのするコンボが出来るようになるんじゃないでしょうか。それに、アクションの幅が非常に広いため、コンボも多数生み出せることから、やり込み派の人にも耐えられる内容だと言えそうです。

 登場する敵に関しても、コンボの練習相手程度の雑魚はもちろん、タフな敵、嫌らしい敵、そして中ボスクラスの強敵等、一通りは揃っている印象でした。種類も多いですし、組み合わせによって難易度が変わってきたりすることから飽きることはありません。
 ただ、デーモンモード、もしくはエンジェルモードでの攻撃しか通用しない敵というのは、ちょっと鬱陶しかったです。単純に厄介というのもありますが、コンボの幅が一気に狭まってしまうという点でもマイナスです。
 もちろん、アクセントとしてこういった敵は必要なのかもしれませんが、始終どちからのモードしか攻撃が通用しないという仕様ではなく、シールド的なものを剥がすのにどちらかのモードで攻撃しないといけない、もしくは、空中に浮かしたしたりするなど、無力化した間だけ他の攻撃が通用する、くらいが程よかったかもしれません。

 ボス戦については、決してつまらないわけじゃないんですが、手応えがあんまりない点は残念と言わざるを得ません。それに、見た目に関しても格好良いとは言えませんし、そこもマイナスでしょう。
 しかし、各ボスとの間には、直接戦う前にやり取りがあったりしますので、強い個性が存在していると言えます。それに、ボス自身、それぞれが役割を担っており、ストーリーや世界観にも深く関わっているのも存在感を高める要因になっていると言えます。ボス戦そのものの、凝った演出があるため、そこも魅力的です。
 それだけに、もっと強い方が良かったんじゃないか?と残念で仕方ありません。

 アクションは面白いと言えますが、ストーリーや世界観に関しては、どうでしょうか?少なくとも4と比べた感想ではありますが、大分異なっている印象を受けました。
 とは言え、僕自身は魅力的に感じられた方です。ストーリーは、海外ドラマのような雰囲気を持っており、登場人物同士のやり取りなんかも好印象でした。
 物語が単なる勧善懲悪ではない点も個人的には良かったのですが、そもそもデビルメイクライは勧善懲悪だからこそ良かった部分もあったと思うので、ファンからしてみればこの点はマイナスである可能性も否定出来ませんが。

 世界観に関しては、人間の世界と悪魔の世界が存在し、その境界線である町が舞台となるのですが、町は魔界の王であるムンドゥスによって支配されています。支配と言っても恐怖によるものではなく、マスコミと人気のドリンクを使ったマインドコントロールというのが面白いところです。それ故に、人々は自分達の町の支配者が悪魔だったなんてことを知らないわけです。
 ムンドゥスはダンテを悪魔の世界に引きずり込み、自分の手下達や、街の崩壊に巻き込むことで始末しようとしますが、一方、彼は、人間の世界においても権力者らしく、特殊部隊を用いてダンテの仲間達を一掃しようと試みたりもします。
 シチュエーションとしては、レジスタンスの一員として、人間の世界と悪魔の世界を行き来しつつ、街の事実上の支配者に立ち向かう物語と言えますが、それ故に盛り上がるものがありました。

 恐らく、ファンが最も気にするのは、物語の主人公であり、プレイヤーが直接操作することになるダンテだと思われます。見た目もそうですが、性格もダンテ特有のキザ印象はなく、皮肉屋の若造といった印象が強いです。まあ、明らかに異なるキャラクターですねwただ、主人公として最悪かと言えば、実際にそんなことはなく、むしろ好感の持てる人物なのではないでしょうか。残念なのは、翻訳が今一つパッとしないことでしょうかw
 1と3に関しては未プレイであるため詳細は不明ですが、ダンテの双子の兄であるバージルに関しても、ファンからはあまり良い印象を持たれていないようです。まあ、過去作抜きにしても、彼自身、好感の持てる人物かどうかは疑わしいところですが、ダンテとのやり取りは見ていて微笑ましいものがありますし、個人的にはアリだと思ってます。

 大幅な改変故に賛否両論となった作品ですが、過去作と比べるのではなく、本作を単体で評価した場合は、十分に満足できる内容だと言えます。僕自身、一回クリアしたら次のゲームで遊ぼうと考えていたのですが、見事にハマってしまい、しばらくプレイし続けてしまいました。
 物語としても続編を匂わす終わり方となりましたが、是非、次回作も検討して頂きたいと思っております。

 もし、従来の世界観やキャラクターが気に入っているなら、本作を受け入れられるのは何年も先の話になるかもしれませんが、デビルメイクライシリーズが初めてであり、スタイリッシュアクションに興味があるのでしたら、まずは体験版を遊んでみましょう。面白いと感じたのなら間違いなく買いです。

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Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

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