アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団 レビュー



 本日は、『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』のレビューです。

 アンチャーテッドは、例えるなら映画『インディージョーンズ』のようなゲームでして、プレイヤーは、トレジャーハンターのネイトとなって、歴史に隠された謎を紐解いたり、手に汗握るアクションシーンを体感することが出来るわけです。
 本作に登場するキャラクター達も個性的、かつ魅力的であり、彼らのやり取りを見ているだけでも十分に楽しめますし、友情、裏切り、そして共闘等、お宝探しモノならではの駆け引きも必見だと言えます。
 また、プレイステーション3の限界に挑戦した美しいグラフィックにも注目です。細部まで作り込まれた町並みを目にした時、これは本当にCGなのか?と疑いたくなりますし、大自然の景色は圧倒されるものがあります。

 まず、前作『エル・ドラドの秘宝』についての正直な感想を述べさせて頂きますが、このゲームが何故高い評価を受けているのか理解に苦しみました。

 確かに登場するキャラクターは非常に魅力的でしたし、グラフィックは、2007年のゲームであることを考えると驚くほど美しく描かれています。本編でも次から次へと危機が襲い掛かり、まるでハリウッド映画の主人公になったかのような体感をすることが出来ます。
 しかし、ゲームとしての部分は、ハッキリ言って薄っぺらいものでしかありませんでした。銃撃戦は、ただの撃ち合いでしかなく、ゲームの核とするには貧弱でした。また、アクション自体もただの移動でしかありません。
 キャラクター達が魅力である一方、シナリオはあまりにもお粗末でした。というのも、終盤の展開があまりにも酷過ぎるのです。役者は一流なのに台本が最低……そんな勿体ない作品でもあります。
 演出面が凝っているため、決して退屈はしないのですが、さすがに二週目をプレイしようという気にはなりませんでした。なんというか、未完成である感が否めない、そんな作品だったと言えます。

 今作、『黄金刀と消えた船団』では、前作の問題点が大幅に改善されており、非常に魅力的なタイトルになったと言えます。

 相変わらず、ゲーム面よりも演出面に凝った内容となっているのですが、その演出がかなりパワーアップしており、そのおかげで全体的に良くなっているとも言えます。
 例えば、倒壊するビルの中での銃撃戦。プレイヤーは襲い掛かる敵と銃撃戦を繰り広げながら、傾く建物の影響で滑り落ちてくる机等に押し潰されないように移動しなくてはなりませんし、建物と心中する前に別の建物に飛び移らなくてはなりません。
 他には、トラックからトラックへと飛び移りながら銃撃戦を繰り広げるなど、状況が刻々と変わる中での戦闘等はまさに鳥肌ものですし、追っ手や先回りして待ち受けていた敵の銃弾を避けながら逃げるシーン等は、まさにアクションゲームならではのスリリングなシチュエーションではないでしょうか。
 これらの演出は、ありとあらゆるゲームの中でも最高峰に位置するものであると評することが出来ます。大興奮できることは間違いないでしょう。

 銃撃戦も決してチープなものではなくなりました。
 ただ正面から撃ち合うだけでなく、敵が未発見の時、もしくは銃撃戦の最中、物陰から物陰へと移動し、敵の背後を取って奇襲を仕掛ける、といったテクニックを使うことも出来ます。また、比較的自由度の高いマップが多くなったため、繰り返しプレイすることで新たな発見や戦術が見つかるかもしれません。
 戦闘時の自由度が高くなっただけでなく、敵のAIが賢いことも戦いに緊張感を与えてくれます。ネイトが物陰から動かないままでいるとグレネードを放り込まれますし、ショットガンを持った敵は少しずつ前進して肉薄してきます。また、場所によっては四方八方から撃たれる羽目になるため、常に移動しながら戦うのが理想的だと言えそうです。

 シナリオ面も強化されており、友情、裏切り、共闘の要素がより色濃く出た内容となっています。前作よりは良くなったとは言え、ハリウッド映画で観たようなお約束な内容である点は否めませんが、それでもプレイヤーを惹き付ける魅力は十分にあると言えます。
 何故なら、最後まで気の抜けない展開が繰り広げられるため、一体どうなるのか予測がつかないからです。それに、登場人物たちが愛すべき人達であるため、それだけでも十分な魅力だと言えるのです。

 アンチャーテッドの登場人物は、個性的な人たちばかりなのですが、その筆頭がやはり主人公のネイトでしょうかw
 彼は、頭の切れるクールなタフガイなのですが、いつも皮肉交じりのジョークばかり飛ばしているため、格好良いけどどこか抜けた感じが否めないというwそんな愛すべきキャラクターです。また、何故か不運な目に遭いやすいようであり、散々な目に遭っては、皮肉を漏らす、始終そんな感じですw
 彼には、ビクター・サリバン(愛称サリー)という名の御師匠様がいるのですが、明らかに胡散臭い親父ですし、ノリも軽く、オマケにスケベというw彼も愛すべきキャラクターなのは言うまでもありません。
 ヒロインには、前作と同様にエレナ・フィッシャーが登場するのですが、今作では、クロエ・フレイザーという色気たっぷりな美女が登場するため、彼女の立場も危ういものとなりそうですw

 グラフィックも前作を遥かに上回っており、数々の絶景を目の当たりにしては、驚嘆させられたものです。細部まで作り込まれ、かつ壮大なスケールで描かれたこのグラフィックは、プレイステーション3が如何に優れたハードであるかを証明するものであると言えますし、発売から随分と年月が過ぎましたが、それでも、まだまだ可能性は残っているのだなと思い知らされますね。
 まあ、次回作は、本作よりも更にクオリティが高まっているというのだから、恐ろしいものがありますねw

 『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』は、TPSもしくは、アクションゲームとして見た場合は、良作ではあるものの、そこまで高く評価されるものではないかもしれません。しかし、それを補って有り余る演出面、そして魅力的な登場人物たちのおかげで、本作における評価がかなり高いものとなっているのも頷けます。
 とにかく、スリルがあって興奮出来るような面白いゲームをプレイしたい、という方にはおススメです……なんか曖昧な基準ではありますがwまあ、アンチャーテッドは万人受けのゲームだと思いますので、PS3を持っているのなら、是非、プレイしてみてくださいb

アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団
(2009/10/15)
PlayStation 3

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桜の灯籠

Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

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