セインツロウ3 レビュー

 今日はセインツロウ3(SAINTS ROW THE THIRD)のレビューです。

 セインツロウは、架空の街中で自由に動き回れる箱庭タイプのアクションゲームです。
 銃撃戦、カーアクション、それから、服を買ってファッションを楽しんだりするわけですが、このタイプのゲームで最も有名なものにグランドセフトオートがあります。よって、セインツロウは、グランドセフトオートと比較されることの多いゲームだと言えますし、実際、似ている点は多々存在します。

 しかし、類似している作品ではあるものの、目指す所は異なっており、全くの違うゲームであると言えます。例えば、グランドセフトオートは、銃撃戦、カーチェイス、ボーリングなどのミニゲーム各種、そして、街の細部に至るまでの作り込みなど、よりリアルで本格的な作品を目指していると思われます。一方、セインツロウは、一言で済ますなら馬鹿ゲーといったところでしょうか。もちろん、これは褒め言葉です。
 確かに銃は玩具みたいですし、車の挙動もリアルとは言えません。グラフィックもそこまで綺麗でもありませんし、グランドセフトオートに慣れてしまうと、どうしても安っぽく感じてしまう点は否めません。しかし、セインツロウには、グランドセフトオートには無い、(もしくは、かつてはあったかもしれない)箱庭ゲーならではのぶっ飛んだ魅力を持っているのです。

 そう、ちょうどこれくらいぶっ飛んでいます。



 ぶっ飛んでいるというか、本当に飛んでますがw

 セインツロウ3では、舞台となるスティールポートを我が物顔で暴れまわることが出来ますし、ケチを付けに来たギャングにこの町の『法』が誰なのかを教えてやることも出来ます。
 警察に目を付けられてもビビる必要もありません。有り余る銃弾を浴びせてやりましょう。ロケットランチャー、手榴弾で車を吹っ飛ばしてやるのもいいでしょう。手当たり次第に破壊していきストレス解消です。
 まだ足りないというのなら、戦車を調達したり、航空支援による絨毯爆撃でまとめてブッ飛ばしてやるのもいいでしょう。逆に銃も持たずに特攻し、急所攻撃とプロレス技を決めまくるのも、それはそれで恐れられそうです。

 喧嘩に明け暮れるのも良いのですが、箱庭ゲーでは、くだらないことに時間を費やしたくもなるものです。
 ヘリなどを使ってスティールポートで一番高いビルに登り、そこからダイブしてみたり、車の上に乗ってカーサーフィンをやってみたり、町中を歩いているマスコットと一緒に踊ったり、車を一か所に集めてそこへ火炎瓶を投げ込んだり……そんな自由気ままに遊ぶことも出来るわけです。

 とにかく、セインツロウ3では、自分の好きなように暴れまわることが出来るのです。そう、スティールポートは、あなたのものなのです。
 もし、グランドセフトオート4をプレイしてみて、なんか求めていたものと違う……と感じたのであれば、セインツロウをプレイしてみてはいかがでしょうか?

 セインツロウ3には、幾つかの魅力が存在しますので、それを紹介していきたいと思います。

 ・メインミッション

 序盤では、クレーンで吊り上げられた金庫の上で大勢のSWATチーム相手に銃撃戦を行うという非常にぶっ飛んだ展開からスタートします。次に、スカイダイビングしながらの銃撃戦。既にぶっ飛んだシチュエーションではありますが、更に、その状態から航空機のフロントガラスを突き破って中へ潜入するといったスーパースタントプレイまで披露します。まさにやり過ぎwだが、それがいいのだb
 セインツロウ3のミッションは、度肝を抜くような展開や、ギャグやブラックユーモアが散りばめられた展開が中心となりますが、そのぶっ飛び加減は馬鹿でイカレている一方、最高にクールだとも言えます。

 シナリオについては、意外としっかりしており、シチュエーション的にも熱い展開が用意されていますし、敵役達も十分な個性と魅力を持っていますので、気分も必然的に盛り上がるというもの。
 オートチューンを使って歌うように話す男や、重度の引き籠り体質の元FBI捜査官等、個性の強い仲間達が繰り広げるドラマもしっかりと描かれていますし、ラストミッションに関しては、ギャングのリーダーとしての決断が求められる等、なかなか奥深い一面も持っていると言えます。

 ・やり込み要素

 やり込み要素も充実していまして、スティールポートの占拠率、車の調達、ターゲットの暗殺、チャレンジ、スタント、そして、箱庭ゲーでお馴染みの収集物等があります。コンプするのはなかなか大変ではありますが、十分に狙っていける範囲だと思いますので、是非挑戦してみましょうb

 スティールポートの占拠率は、物件を購入したり、抗争ポイントで勝利することで上がっていきますが、サブミッションをこなす必要がある場合もあります。サブミッションは、味方を護衛したり、仲間をスカウトする等のものがありますが、戦車で手当たり次第破壊するといった爽快なものもありますし、トロンのような電子世界でバイクを走らせるというクールなものもあります。中には、助手席にを乗せて車を運転するというワケの分からないミッションまでありますw
 そして、忘れてはならないのが、天才ゲンキ博士の超絶有頂天倫理委員会でしょうかwこれは、立ち塞がるマスコット達を倒しつつ、電気や炎によるトラップを回避し、時間内にゴールを目指すというもの。開発者曰く、日本のコメディ番組をモチーフにしたとのことですが、突っ込みどころ満載ですw

 ・キャラクリエイト

 主人公の容姿は自分で設定することが出来ますが、細部までいじれるため、理想的な顔を作ることも可能です。日本人好みのキャラクターが作れないと嘆いたことはないでしょうか?セインツロウ3では、完璧とまではいかないかもしれませんが、十分に許容出来るレベルのキャラクターが作れますよb
 体格をいじることも出来まして、デブキャラはもちろん、マッチョやガリガリに設定することも出来ます。また、女性キャラクターは、胸の大きさも変更することが出来ます。洋ゲーにしては珍しく揺れますのでエロい人には吉報です(ぁ
 女性キャラクターが胸なら、男性キャラクターはどこのサイズを変えることが出来るのかというと……ご想像にお任せしますw
 性別、人種、声なども設定できますが、肌の色を真っ青にしたりすることも出来るなど、明らかに人間じゃないキャラクターを作ることも出来ます。声も男性用と女性用に分かれているわけではないので、厳つい顔のマッチョマンのクセに声だけは可愛いとか、その逆でセクシーな格好をした女性なのに声が男前とかそんな残念なキャラクターを作ることも出来るわけです。
 ちなみに、キャラクリエイトは、美容外科でいつでも行えるのがポイントです。また、他のプレイヤーがクリエイトしたキャラクターをコミュニティサイトからダウンロードしたり、逆にアップロードしたりすることも出来ます。

 服装に関しても豊富に用意されているだけでなく、配色なども自分の好みに設定することが出来ます。もちろん、アクセサリーなども用意されていますし、コスプレ衣装等もあります。 
 ギャングのリーダーならスーツでビシッと決めたい所ですが、カジュアルに決めたり、敢えてストリートな雰囲気を残るのも良いかもしれません。もちろん、何も畏まった格好をする必要もありません。マスコットを装ってみたり、女装に興じてみたり、組み合わせて変態コスチュームなるものを追求するのもいいでしょう。
 「俺は野生にかえりたいんだ」というのであれば、是非、全部の服を脱ぎ棄てて町中を歩き回ってみましょう。注目を集めるどころか、問答無用で撃たれます。

 ・武器

 ピストル、マシンガン、ライフル、ロケットランチャー等の定番の武器は、アップグレードすることで威力向上の他に、特殊効果が付く場合もあります。例えば、マシンガンは最大限に強化することでSFチックな弾丸を高速連射出来るようになりますし、ロケットランチャーには誘導機能が追加されます。
 また、3におけるセインツはスーパーギャングなので、上空からの絨毯爆撃を要請出来たり、航空機から誘導ミサイルを発射したりとスケールの大きな武器まで用意できるのです。誘導ミサイルは、強力な割にかなり序盤から手に入るのがポイントです。
 他には、洋ゲーでお馴染みのチェーンソー、見た目がロッ〇バスターっぽい銃、そして、周囲にいる者を嘔吐させる異臭ガスなどのネタ武器も用意されています。中には、見た目が物凄く卑猥な武器もあるのですが、あまりにも露骨過ぎたためか、日本語版では見た目が怪しい武器に修正されてしまいましたw

 ・乗り物
 
 速い車はギャング達の憧れではありますが、スティールポートでそれらを調達するのにわざわざ金を払う必要はありません。車を明け渡すようドライバーを説得するか、駐車している車を頂戴するのが基本となりますが、一流のギャングなら、フロントガラスから飛び乗ることが出来るはずです。
 手に入った車はガレージで保存することが出来まして、更にチューンアップして性能を高めたり、ボディやカラーリング、そしてホイール等を細かく改造してオリジナルの車に仕上げることが出来ます。セインツのカラーであるパープルに仕上げるのもいいのですが、夢にまで見た金ぴかでゴージャスな車を乗り回すのも捨て切れません。
 乗り物は車だけでなく、バイク、ボート、ヘリ等もガレージに入れることが出来ます。もちろん、SWATが使っている頑丈そうな装甲車や戦車までガレージに収納できますし、極めつけは、空を自由自在に飛び回ることの出来るホバージェットなんかも手に入れることが出来るのです。
 まさに、あなたの夢がこのゲームにギッシリと詰まっているのです。

 ・フレンドとの協力プレイ

 本作はフレンドと一緒にプレイすることが出来ます。相棒と一緒にスティールポートを暴れまわるのはもちろん、メインミッションもプレイすることが出来る点は魅力的だと言えます。
 共闘するのはもちろん、車で競争したり、買い物したり、一緒に馬鹿をやらかすのもいいでしょう。とにかく、フレンドと一緒に遊べばこのゲームが何倍にも面白くなることは間違いなしbオススメです。

 ・スタッフは日本好き?

 本作では、日本の文化を意識したネタが多く散りばめられています。その筆頭がゲンキ博士と彼(彼女?)に関する要素だと言えますが、どちらかと言えば、中国っぽいイメージも否めませんw
 また、武器にロッ〇バスターっぽいのがある点や電子世界でバハ〇ートに似た敵と戦うことになったりもしますし、所々で、日本における「萌え文化」らしきものが見られたりもします。
 ある意味、この点もセインツロウ3における魅力と言えるのかもしれませんw


 セインツロウ3は、馬鹿やってナンボのゲームですので、真面目な方にはオススメできません。しかし、「とにかく箱庭で暴れまわりたい」、もしくは、「馬鹿騒ぎしたい」という方にはとてもオススメのタイトルだと言えます。
 一方、ただの馬鹿ゲーで終わるのが本作ではなく、シナリオは意外にも魅力的なものであり、これをオマケ程度に捉えるのは勿体ないと言えます。盛り上がること間違いなしb
 数多くのやり込み要素もありますし、DLCも用意されていますので総プレイ時間も30~50は超えるくらいのボリュームはあると思います。まあ、一通りやり込んでしまうと、やることが無くなって少し寂しい、というのもありますがwキャラクターの引き継ぎ、もしくは、メインミッションのリプレイなんかがあると良かったのですがw

 僕自身、セインツロウは本作が初めてですので、前作と比べて……といった評価は出来ませんが、個人的には、魅力的なタイトルであったことは間違いありません。
 一応、実績もコンプしてしまいましたが、まだ暴れ足りないというのが本音でしょうかw

 
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Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

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