NINJA GAIDEN 2 レビュー

 ニンジャガイデン2をクリアしましたのでそのレビューをしたいと思います。

 本作は、超人的な身体能力と研ぎ澄まされた業を持つ忍者「リュウ・ハヤブサ」を操作して敵を倒していくタイプのアクションゲームです。
 鬼畜な難易度として知られている本作ですが、アクションゲームにおける敵を倒す爽快感はもちろんのこと、難所を乗り越え、強敵を倒すことで自然と腕は上達していきますし、達成感のある内容になっていると思います。また、快適なプレイ環境のおかげで難しいと思いつつも何度でも挑戦したくなるような、そんな魅力があると言えます。
 難易度は高いとは言え、アクションゲームが苦手な人でも粘り強くプレイし続けていれば、必ずクリアに辿り着くことが出来ると思われます。実際、本作をプレイされた人の中には、そういった方も多いようです。

 ゲームの流れとしては、襲い掛かる敵を倒し、障害を乗り越え、ステージのラストで待ち受けるボスを倒す……というシンプルなもの。謎解きなどは一切ありませんので、基本、戦闘→移動→戦闘……の繰り返しです。この流れだと途中で飽きてくるのでは?そう思われるかもしれませんが、実際にプレイしてみると、そんなことは全くありませんでした。敵がワラワラと襲ってきても、「またお前らか……」と溜息をつくこともありません。むしろ、斬っても斬ってもまだ物足りない、そんな感じでしょうかw
 もちろん、これは本作における戦闘がそれだけ優れていることに他なりません。

 リュウ・ハヤブサのアクションは、Aボタンでジャンプ、Xボタンで弱攻撃、Yボタンで強攻撃、Bボタンで飛び道具といったものになっています。コンボは、基本的に、弱攻撃と強攻撃の組み合わせで決定され、ただ闇雲にボタン連打するだけでも何らかの技にはなりますが、意図した技を出せるようになればもちろんそれに越したことはありません。ちなみに、コンボの数は一つの武器につき驚くほどたくさん用意されているため、極めようとするだけでも大変だと言えます。しかし、遣り甲斐はあると思います。
 コンボだけでなく、他のアクションにも優れている点が本作の魅力だと言えます。例えば、ジャンプ後に強攻撃を行えば、空中から強襲する技に発展したり、また、壁を蹴って三角飛びからの強襲と言ったクールな技もあります。もちろん、コンボやこれらの技に加え、飛び道具を組み合わせれば怒涛の攻撃を展開することが出来るはずです。
 
 武器の種類も多数用意されており、その個性も全く異なるため、いろいろ試したいところではあります。初期装備である一刀流の「龍剣」で斬る爽快感を堪能するのもいいのですが、リーチの長さと隙の無さが魅力的な「無想新月棍」で相手を粉砕するのも爽快ですし、二刀流の「巌龍・伐虎」で敵を圧倒するのもいいでしょう。ちなみに、「トンファー」や「エクリプスサイス」といった明らかに忍者と縁のない武器まで使えたりしますw
 この場面では必ずこの武器を使わないといけない……といったことはないため、一つの武器を極めるのも、また、いろいろ試してみるのも、プレイヤー次第といったところでしょうか。

 次は、ニンジャガイデンならではのシステムを紹介します。本作では、敵の腕や足といった部位を切断、もしくは破壊することが出来ます。当然、そうなった敵は動きに障害が出てくるわけですが、欠損した敵の近くでYボタンを押すと、トドメを刺す「滅却の法」という技が発動します。
 これは見た目が格好良い……といった理由で導入されたものではなく、戦術的に不可欠な技だと言えます。何故なら、窮地に追い込まれた敵は決死の攻撃を仕掛けてくる危険性を持っているからです。敵の脚を斬ったからといって油断していると、いきなり掴み掛られて道連れを狙って来ることも……
 なので、頭数を減らす、もしくは危険を避けるといった理由で欠損した敵を見かけたら即座に滅却することがポイントだと言えます。

 大量の敵を一掃したい、もしくは、窮地を脱したいと思うこともあるでしょう。そんな時に役立つのが「忍法」と「絶技」です。
 忍法は、分かり易いもので、炎や風の術を使って大勢の敵を倒す技です。当然、使用回数に限りがありますが、敵をまとめて倒すといった使い方だけでなく、無敵時間を利用して回避が困難な技をやりすごす、といった使い方も出来ます。なので、無暗に使うよりは、いざとなった時に使うべき技だと言えます。
 絶技は、Yボタンを長押しすることでチャージし、離すことで発動します。怒涛の攻撃が放たれますが、チャージに時間が掛かるといった問題点があります。しかし、チャージ中は、敵を倒した時に出てくるエッセンスというものを吸引することが出来まして、これによってチャージ時間を短縮することが出来ます。この特性を利用して絶技を使用するのが賢い戦い方だと言えますが、エッセンスは吸引してしまうと本来の回復効果等が消えてしまうため、注意が必要です。
 難所を乗り越えるためには、これらの技を使いこなすのも大事だと言えます。

 本作に登場する敵は、リュウに斬られるためにやって来るのではなく、あらゆる手段を用いて確実に殺しに掛かってきます。よって、一方的に攻撃させてくれるはずもありません。なので、敵の攻撃を防ぐ技も必要となってきます。
 基本的に、敵の攻撃はLトリガーのガードで弾けますが、中には防げない攻撃があったり、怒涛のラッシュを受けると逆に弾かれてしまいます。そんな時は、Lトリガーを押しながらスティックを倒すことで発動する「裏風」による高速移動で避けてみましょう。単なる回避行動として使えるだけでなく、敵のコンボから抜ける際にも使えますので、積極的に使うべきでしょう。
 また、ガード中に相手の攻撃のタイミングに合わせてX、もしくはYを押すと、カウンターで反撃することが出来、攻防を一転させることが出来ます。難易度が高く、決して必須のテクニックではありませんが、決まれば最高に格好良いと思います。

 ここまでは、本作における大まかなシステムを紹介してきましたが、次は、ニンジャガイデン2におけるアクションの魅力に迫ってみたいと思います。

 近年におけるアクションゲームの大半が、簡単な操作で爽快なコンボが行えるようになっており、また、QTEを導入することでシネマティックなアクションを堪能することが出来るようになりました。これらのアクションは、初心者でも簡単に楽しむことが出来るようにと配慮されたものであると思われますが、同時に、アクションゲームとしては浅く、飽き易い傾向にあります。
 例えば、ボタン連打によるコンボは、最初のうちは簡単にクールなコンボが出て爽快な気分に浸れるかもしれませんが、そのうち、ただボタン連打して敵を倒すだけの作業になり兼ねません。
 
 ニンジャガイデン2のアクションは、誰でも簡単に……というわけにはいきません。コンボを含め、その殆どのアクションがプレイヤーの操作によって行う必要があるため、リュウ・ハヤブサが超人であるかどうかは、プレイヤーの腕によって左右されると言えます。しかし、アクションゲームとしては深く、やり込めばやり込むほどリュウが超人的なアクションを披露することになるはずです。その上達を楽しむのが本作の醍醐味だと言えます。
 本作のアクションに飽きがないのは、まさにこの点のおかげだと言えます。敵との戦闘は、ステージを進む上での単なる障害ではなく、切磋琢磨の場であり、ここで様々な技を試したりしてより腕を上げていくわけです。
 もちろん、リュウ・ハヤブサの超人的な身体能力により、スピーディーな戦闘を楽しむことが出来ますし、敵を倒す爽快感も十分に楽しめるはずです。

 リュウ・ハヤブサの前に立ちはだかる敵達も油断ならない存在だと言えます。
 前述した通り、敵はリュウに斬られるためにやって来るのではなく、リュウを殺しに掛かってきます。隙あらば斬り掛かってきますし、ガードには掴みで対応し、距離が離れたら手裏剣で攻めてきます。もちろん、こちらの攻撃もしっかりガードしてきます。腕や足を切断したからといって油断は厳禁。相手は、未熟な忍者ではなく、覚悟を決めてリュウに襲い掛かって来ていますので、最期に道連れを狙ってきます。
 一方、リュウは最強の忍者であり、手に持つ龍剣は現代における最強の武器とされています。敵を意図も容易く葬りさるだけの能力は持っていますので、雑魚に囲まれてボコボコにされる……なんて理不尽なこともありませんし、むしろ、相手を圧倒出来るはずです。守りも大切ですが、ガンガン攻めていくことも出来るわけですね。

 ステージのラストに待ち受けるボス戦も本作の魅力だと言えます。とにかく、チャプター1のボスから強敵でして、チャプター2に関しては、思わず「こいつラスボスか?」と思ってしまうくらい強いです。攻撃には容赦がなく、回避も困難な技を繰り出してきます。オマケに攻撃力が高く、まさに秒殺されることも多々ありw
 しかし、リュウも相手に負けないくらい強い存在なので、隙を突いてコンボを叩き込めば相手の体力を大幅に削ることも出来ます。よって、本作のボス戦は長期戦になることはありません。
 例えるならば、ボス戦の攻防は格闘ゲームに似たものであると言えます。まさにやるかやられるかの世界。この絶妙なバランスは他の作品ではまず見られません。
 また、人型のボスだけでなく、巨大なボスとの戦闘もあるのですが、こちらも攻撃に容赦がなく、一切気が抜けない内容となっています。しかも、弱点を突かないと必然的に長期戦になってしまうため、まず、弱点を探すことが重要になってくるでしょう。 

 ちなみに、ボスとして登場した敵がその後も登場したりすることもあるのですが、今度は雑魚を引き連れていたり、苦戦させたれたボスが二体も登場したりと容赦無さ過ぎですw
 しかし、不思議なことに、一度倒したボスであれば、次に戦うことになってもそんなに苦戦させられないことの方が多かったです。プレイしている間にちゃんと上達しているんだなと感じた場面でした。

 鬼畜な難易度を持つ本作ですが、初心者に優しくないかと言えば、全くそんなことはありません。チュートリアルも親切ですし、ステージの設計上、プレイしているだけでも上達していくようになっています。また、回復&セーブポイントも短い間隔で配置されており、回復アイテムもいつでも使えますし、窮地を脱する技として忍法も存在します。戦闘で傷ついた体力も終了後に一定値までは回復してくれるため、一回の戦闘に全神経を注ぐことも出来ます。
 まさに至れり尽くせりな環境ですので、「このゲーム、難しいと聞いて……」「アクションゲームは苦手だからちょっと……」と臆する必要はありませんよ。 

 本作は、簡単操作の爽快アクションとは程遠く、鬼畜な難易度を持つ硬派なアクションといったところではありますが、決してアクションゲームの初心者を突き放した内容ではなく、親切な設計によって快適に遊べる内容になっていると思います。もちろん、アクションゲームならではの敵を倒す爽快感も堪能出来ますよ。
 あと、若干どうでも良い事かもしれませんが、本作に登場する女性キャラクターは、総じてグラマラスな点も一つの魅力だと言えるかもしれませんwしかも、衣装も露骨にエロいw本来は硬派なゲームなのですが、彼女たちのおかげで良い意味で和らいだ感じでしょうかw

 本作は、アクションゲームとして洗練された作品であり、最高峰であると評しても決して過大評価ではないと思いますが、唯一の問題点は、カメラワークの悪さでしょうかw始終これに悩まされた感じですwただ、この問題点も全体からしてみればさほど致命的なものではありませんし、本作が優れたアクションゲームである点は、揺らぐことはないでしょう。

 ちなみに、ニンジャガイデン2は、Xbox360でのみ発売されていますが、PS3では、ニンジャガイデン∑2が発売されています。この作品は、Xbox360のものに比べて表現がマイルドになり、CEROもZからDに変更されていますが、その代り、多数の追加要素を盛り込んでいるようです。機会があれば、こちらでもプレイしてみたいと思いますb

 
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Author:桜の灯籠
ジャンルでは、RPGやFPSが好物。
シリーズだと『ゼルダの伝説』『ポケモン』『The Elder Scrolls』『Halo』かな。
でも、面白ければ何でもやるぜb

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